10.09.2010

人は社会的動物である・・

一人暮らしのNigeria、4ヶ月目に入りました。

私のいる場所ですが、単独調査のため、似たような立場のInternationalなどが一人もおりません。
2ヶ月目ぐらいから、周りに世界を共有できる人がいないため、だんだん頭がクラクラとしてきました。

普段から、Nigerianとはなるべくコミュニケーションを取るようにしており、笑いが好きな彼らとの会話は、結構楽しんではいます。
が、教育や社会のバックグラウンドを共有していないためか、哲学や人生論では共感がお互い難しいところです。

地元で売っている本は、聖書かコーランのみ。。
なので、精神的Inputの少なさに苦しんでおります。

またアフリカは部族の数は大変多いものの(Nigeriaも確か200以上の部族がある)、一部の国の首都などを除くと多文化社会ではないので、日本で欧米人が辛い気持ちになるのと同じ心境を味わっております。(殆どの人がこちらを外人として見ているので、人間として深入りしてこない。)勘違いモードで語ると、セレブリティの孤独とも似通っているような・・(誰しもが自分を観察していて、もてはやされはするものの、表面的にしか見られていない・・)

そんな事もあり、最近は結構部屋に引きこもって本を読んだり、ヨガをしたり、自炊をしたり、マイワールドを確立する事に専念していました。

ここ2週間、友人が以前プレゼントしてくれた、Three Cups of Teaという本をひたすら読み続けておりました。
パキスタンの偏狭の地で学校建設のプロジェクトを10年やってきたGreg Montensonというアメリカ人の感動実話です。

ちなみにこの本、本当によいです。私は数限りなく、感動のあまり涙いたしました。
一人の人間が世界を変えるという実例です。日本語版も出てますよー(カタカナタイトルで)。

子どもに教育をもたらすための、文字通り生命を削っての彼の努力には誰しもが圧倒されると思います。
さらに、外人と見られ外人としてふるまうのではなく、現地の言語・習慣に完全に溶け込んで、同じ釜の飯を食い一緒に汗水たらして働く様子は、驚きですらあります。(どうしてそんなに自然に、異文化に溶け込んでいけるのだろうか?)大多数の援助機関とは、スタンスが全然違います。

Homesick気味のわが身を振り返ります。
違いではなく共通点に目をむけているだろうか。。。
人間として一人ひとりときちんと接せているだろうか。。。
してもらう事よりも、自分ができる事にフォーカスできているだろうか。。。

9.27.2010

世界いろいろ

先週まで、Visitorが1週間Bidaですごして帰って行きました。
住み慣れた地に関する再発見がいろいろありました。
自分と違う人間の新鮮な視点でみるこの地は、随分違って見えるものだなぁと実感しました。

インターネットの回線が悪いので、随分前から、撮り溜めた写真が全然アップロードできないのが、とても残念です。

最近思うことは、世界は多様性に満ちているけれど、どこでも人間基本は同じだなぁー という事。

昔から私は世界一周して全大陸を制覇し、違う文化に触れてみたいと思っておりました。

今回、未踏の地あふりかに足を降ろせた事は、子どもながらの夢という点でも大変嬉しいことでした。

近代化されていない場所に行くほど、社会制度や文化習慣が驚くような違いに出会います。

一方で人をひとりひとり取り上げていくと、どこの社会でも同じように、個性があり喜怒哀楽があり、世界すみずみまで行っても人間が同じである事にほっとさせられます。

これからも行った事のない場所、特に文化的な特徴の強い場所に、機会があれば旅行ではなく、数ヶ月ー数年単位で住んでみたいなぁ・・
中近東とか、、南米とか、、東欧とか、、アマゾンの奥地とか、、Polinesia,Micronesiaとか、、

しかしそのような生活では、単なる一時滞在者として何も残さず去っていく空しさは大変大きいです。旅は若いうちにせよとは、この事ですな。やはり決まった場所に根を降ろしてそこで何かを作り上げていく作業にも、いい加減取り掛かりたいです。

人類の大半と同様、私も根が農耕民なんだろうなぁ。(最近この地の遊牧民と農耕民の生き方を比べながら、人生と文明を見直しているのです。。)

9.05.2010

マラリアで食欲張りに。

疲れの溜まっていた先日、マラリアを発症しました。
ごく初期の発見でしたので、1日高熱とDiarrheaで苦しんだ後はさっぱりと治りました。
先進国で発症してしまう偏頭痛の方が、私としてはよっぽど苦しい気がします。

さてしかし、アフリカ米でおかゆなんか作っていた病気の後は舌が変わってしまい、毎日ばくばく食べていたあの、油とチリと肉とスパイスと化学調味料ががっつんがっつんの、大変力強いNigeria飯が食べられなくなってしまいました。

困ったことです。

しかたないので近所の知り合いの家に押しかけ、地元食材でも作れる私的ごはんを作らせてもらっていますが、いつまで続くのだろう、私の舌のStrikeは。。。(食材と調理器具の関係上、インド的なご飯にどうしても近くなるのだが、Nigeria飯よりは馴染み深いわけです。)

そして日本食の再現は大変難しい環境下で、日本食の夢を見てしまう今日この頃です。
夏気候の当地にはやはり、あっさりとした和食が合うでしょう・・

ざるそば
冷奴
水ようかん
ほうれん草のおひたし
氷にのっかったおさしみ盛り

こんな、見て食べるだけで涼を誘う食事、というような芸術の域にある日常食・・暑い国の中で日本ぐらいじゃないでしょうかね、開発と普及に成功したのは。食立国日本。経済的地位は下がっても食ツーリズムで世界に名を馳せてほしいものだ。

あとは、さんしょとゆず皮の載った鯛のお吸い物、はまぐりのお吸い物 などのような、黒の輪島塗以外は許せない繊細なスープ、なんとかこちらの食材とMade in Chinaのプラスチックの器で実現できないものでしょうか。

いや無理だ。鯛的な味の美味しい魚はNiger川から運ばれてくるんですけど、やはりチリで殺菌しないと怖いところです。
(日本の和食の調理方法は素材の信頼性の上に成り立っている。)

あぁナイジェリア飯、対極すぎます。

果物ひとつとっても、 枇杷 桃 梨 さくらんぼ のような、繊細で完璧なお味の日本の果実と対比して
パイナップル、バナナ、すいか、オレンジ、マンゴー(雨季はない・・)がメインです。
まぁアメリカの果物も、たいがいひどかったが・・

セントラルアメリカは米と肉主体だけど、チリが少なくて豆多くて、素材のだしを生かすタイプの味付けで、日本に近かったんだけどなぁ。世界10代美味しいものランキング(私ランキング)のSevicheなんか日本の刺身と文化的に近いしなぁ・・

しかし、米があるだけナイジェリアは、東アフリカより幸せと言えましょうね。

8.28.2010

こどものこと。


こちらのこどもたちをみていて思うこと、多々あります。

前述の通り多産の農村社会、大量?のこどもを村々で見受け、接することになります。


1.子どもにも社会がある。子どもには子どもの世界がある。

少子化社会の日本に米国。子どもは1人や2人単位で家族に大事にされながら育てられがち。
しかしこちらの子どもたち、大人の注目なしでもそれなりにちゃんと子ども社会が成り立っています。

大人は大事なポイントに限り、(危ない時、暴力などがあるとき)折に触れて、誰の子彼の子構わず、子どもを厳しく叱ります。

しかし大人が子どもを遊びで構ったりすることは、乳幼児以外殆どみられません。

子どもも、大人の関心をいやに引こうとすることもありません。

子ども同士で構いあっているから。

(これは大人が教えていることですが)年長が年下の面倒を始終きっちりみているので、大人の手放しで子どもは育っています。















とっくみあいっこ。
2.子ども、はたらく。


これについては色んな意見がありそうですが、私はこちらの子どもたちの健気な働きっぷりに、感心させられています。

学校はちゃんと行っているのですが。

6歳ぐらいで農繁期には子ども用のちっちゃな鍬をかついで、大人と一緒に畝作りからやります。

3歳ぐらいでもう赤ちゃんの面倒も見れるし、大人の言う事をよく聞いて動きます。

私たちのようなお客さんが外から来たら、ベンチを持ってきてくれたり水を持ってきてくれたり・・


立派に社会の一員なのであります。


子どもは労働から完全に自由であるべきだという意見が割と正当と見られているように思います。

もちろん教育の機会を与えず子どもを酷使するような環境、危険な労働環境などは、子どもの将来を奪う事になるでしょう。

でも、子どもが小さい頃から大人と区別された王子様お姫様扱いをされずに一人前の人間として扱われるという事自体は決して悪いことではないと思います。

区別されないことによって、子どもは、生活力や社会力、日本語で言うところの”生きる力”というやつを早く身に着けていっていると、私は思っています。


こうやって育っていくので、自然と20歳ぐらいで一家の長にもなりうるんだろうなぁ・・このような社会では10歳以上早く、人が大人になるように見えます。













カメラを向けると子どもの反応はさまざま。

彼は中々クリエイティブで、いけるポーズを色々と付けて来ました。

8.15.2010

そろそろポレポレから脱出


先週まで、激しい発疹に見舞われて何も手付かずの日々が続きました。
ようやくそれも引き始め、1ヶ月を経過したこの田舎町での生活を振り返り、
そろそろポレポレペースから脱出しようと試みています。というのは、このまま暑さと
(8月になって暑くなってきました)のんびりペースにやられて、脳を一切使わない日々が数ヶ月続くと、
先進国で復帰不能になると、確信したからです。

トライアル1 通勤勉強
世のサラリーマンの皆様は、単調な通勤生活に彩りをつけるべく、
到着駅のひと駅前で歩いてみたり、電車で語学学習をしたりといった事をなさいますね。

村までルート変えようのない畑の一本道を片道40分以上はバイク通勤(アシスタントが運転)している私は、
雲の形とか草や木や作物の種類の観察でポレポレとすごして来ましたが、ネタも尽き、居眠りで転がり落ちるのが
心配な毎日です。

むしろこの時間を生産的に活用すべきではないかと、日本人的に思い立ちました。

そこで、アフリカにいながら強引に、スペイン語学習(脳内シナプスのぶつ切れ状態を改善する目的)。
エンジンがうるさすぎて音声は聞けないので、単語帳をアシスタントの後ろで読もうという魂胆です。
明日から実験開始。

トライアル2 TVで勉強
なんとメキシコのSoap dramaが流行っているこちら。音声でも勉強できるじゃないか!
と思ったら私の部屋からはチャンネル入らなかった。。ムスリムチャンネルはばっちり(オーナーがムスリム)なので、
コーランでも勉強するかぁ?とりあえず今週から始まったラマダンには参加してみることにしました(いつまで続くか・・ちなみn改宗したいからじゃなくて、村でお昼ご飯食べていたら、村人みんなの飢えた目が怖いからです。)


話は変わりますが、ちょっと暗い女性の状況について先日書きましたが、ちょっと偏見入っていたかも。
女性は女性でそれなりにやっていっているようです。貯金も自分で耕した畑の作物を売って、作っているようです。
といっても用途は服とかなんだけど。
子供何人ほしいか、ある人に聞いたら、産めるだけ産みたい とのことでした。。


8.08.2010

ここでの私とは・・

女性の話の続きですが、

例外パターンとして、町に30年住んで政府で働き、引退して村に戻ったという学歴のあるおじさんがいました。

これが私の奥さんだよ、これが私の母だよ、と嬉しそうに身近な女性の紹介をしてくれたのは、彼が唯一、です。


さて最近、大枚はたいて、ここくんだりまで来ている自分に、ちょっと幻滅ぎみです。

この人たちといいましても、村人でも金持ち地主もいれば、明日の飯にも困る貧乏家庭もあります。

新しい技術導入にやる気のある人も、現状維持で結構の人もいます。

しかし、やはり総じて言うと、貧乏です。

子供を高校や大学に送る資金的余裕はない家庭がほとんどでしょう。

インタビューするんなら肥料くれ、と言われます。

援助漬けと呼べばそうかもしれないし、彼らが、中から変えていくリーダーシップに不足しているのも、確かです。

しかし明日の飯に困ってる人を前に、USAくんだりから来て学術インタビュゥのみをしている、私という個人のあり方の方も全く問われるべきです。

女性のこと

村で調査をするようになってから、女性の地位というものをよく考える。

私のインタビュー対象は世帯主、ここでは100%男性、である。

そして私の訪れる村では女性と男性の生活圏は完全に離れている。

私がインタビュー場所としている広場で、休憩時間にたむろしているのは男性だけで、女性はなんやかやと家の方で家事をしている。

男性が食事をする場にも、女性は来ない。(というより恐らく、文化的に、来てはならない。)

まず確かに、村の集会に女性が参加して意見を言う機会はない、と見られる。

私自身男性の場所にしか行かないので、女性の生活に目を向ける機会が、あまりなかった。(私は女性にして男の服(シャツ&パンツ&田んぼを歩くための長靴)を着、男性の場所にしかいない、変な人なんである。)

が先日、モスクの壁に 女性厳禁 と書いてあったのと、色んなことわざなんかが彫ってあったりある家々の壁に、完璧女性蔑視の文言を見たときに、気になり始めた、女性の地位。

最近気がついた事だが、村で女性がよく、亡くなっている。

統計学的に全然正しくないサンプリングだが、3週間でもう3人もなくなっている(周りの村むらで)。

インタビュー時にも、一人目の奥さんなくなったから、二人目もらいました、という話が時々出る。

ちなみに男性がこの辺でなくなった話はまだ聞いていない。

この地域ではやはり、女性の平均寿命の方が男性より短いのであろうか。

先日なくなった方の死因は自然死(夜寝たまま、朝起きなかった。)、50歳ほどの方との事。

今まで回った村で、太った女性を見たのはたったの一度だけ(彼女はハッピーに見えた。愛されているのだろうか)。女性は大体、すごく、細くて、なんだか儚い顔をしている。底抜けに明るいアフリカンマムみたいな人には、なかなか会う機会はない。

あ、もちろん村では男性も大体、引き締まった体か、痩せてはいるが。(太っているのは農業をしていない人。)

そしてお腹の大きい女性が大変多い。23歳の男性で子供5人という人がいた。71歳で今度赤ちゃんが生まれるという老人がいた。確か2人目の奥さんで、20人目のこどもだったか。女性は常に孕み続けているのである。労働力として生みおとされた子供たちが、教育を受ける機会があった場合、その後多数は村を去るだろうにも関わらず。
バースコントロールなる言葉は、この社会では、存在していない。多産では、身体的な負担も、やはり多いのではないだろうか。

原始的な農業の村では、男性が力仕事、女性が家事労働となるのは、ごくごく自然な事と見受けられる。
が、やっぱり個人的には、女性が男性の下に位置づけられている事と、健康上のリスクを取りながら出産マシーン化している事は、納得、いかない、のである。。。

7.26.2010

Tasty Nigeria

Nigerian food is not so bad.

With a life in a hotel (hostel in accurate expression) in a location far from the town center, I tend to rely on street food venders for sustaining my energy and nutrients. Chili called Pepe is in almost every food, spicing up and giving me power to survive hard life here. I feel this chili based food diet may have been developed here with poor sanitation condition. I feel this chili is killing around germs and bacterias before they reach to my stomach... the flavor is a bit closed to Kimuchi when it is used for soup or meat stews. White bread is also nice here, definitely better than factory made cheap bread in USA. It contains a bit of sugar and oil, tightly made and has a good volume.
I, almost a vegitarian when I was in USA, now eat meat everyday. And my body changed amazingly. In USA my stomach really couldn't take animal protein or too spicy food. Here it is as if my body knows the reality that anything coming down to the stomach should be digested well for the survival. My stomach is very well conditioned and has no complaint with this sudden change of my food diet. I feel so much gratitude to my body which supports my life.




To show some of my dinner menu here..




Maize, tomato, grilled meat and banana. Too wild and simple? I am doing my best to balance nutrient!


BTW this maize's texture is amazingly wild, I mean so hard with few moisture in the seeds... it is almost like peanuts! But this hard and chewy creature is seriously addictive. That is (kameba kamuhodo ajiga deru.) Now I feel I am eating something more substantial than soft and sweet corn in USA or Japan and want to eat it almost everyday...


Pepe soup with meat, pepe soup with fresh fish (no alternative than Chili taste..) wrapped stuff is called Amara (lightly fermented cassava cake). This amara tastes very much whole grain and I feel it may be more nutritious than white rice. (No brown rice is available here.. ) The green colored sticky Okura sauce mitigates hot taste of Pepe.

Also in my village research, I am encountering fresh and nice (and safe) food supply time to time. Fulani, nomad comes to sell their fresh cheese which is very good. Villagers today gave me a sort of Kinako dango (sweet cake made by bean powder and some other grain powder) again tasted with Pepe.. this one is seriously addictive (sweet spiced with chili is always nice). Small fun can decorate a simple life lot.

7.24.2010

特別であること

通勤で使っている(調査アシスタントのS氏が運転)バイクの不調で、修理屋に立ち寄った。



修理屋といっても雨よけにヤシの葉がのっけてある、看板も壁もない一角で若者が営む、その日暮らしの商売。

彼らは直す事を知っている。バイクの部品なんか、ちょいちょいと分解してしまう。体で覚えたことを商売にして、



時間をかけて直してくれたお代は60ナイラ(40セント)。ぼることもしない。カメラを向けるのもはばかられるが、お願いして撮らせてもらう。






























その横で何にもせずに横たわっている別の若者が、ピーナツ俺に買ってよこせと言った。あげてもよかったけど、何でおまえに?と思い無視。ふくれていた。このように人によって、無心する人としない人がきっぱりとわかれる。


今日宿に戻ったら、昨日からとなりの部屋に女性を買って呼んで騒いでいる、政府勤めだというNigeria人が表でごろごろしていた。Nigeriaの役人は民間人よりだいぶ信用できない。俺にはヘルメットくれないのと言った。本気でもないがひとまず無心するのがここの一部のかたがたの習慣らしい。

ついでに君や僕みたいな特別な人間はどーたら、と話しかけてきた。ちょっと、イラッときた。

(Nigerianのスーパースローペースには、まったくいらつかない私であるが。)

この国で特別なのは40セントでこつこつまじめに暮らしている修理屋の彼みたいな市井の人じゃボケ。と言いたくなった。




アフリカは貧しいと人は言う。


豊かな国の我々は生活にさして関係のない享楽に金をつぎ込んで、それを豊かさと呼んだりしている。


すれ違っても挨拶しない、隣の住人も知らない。



水が出るだけ、電気が来るだけ、雨が降って食べ物が実るだけ、寒をしのぐ衣服と建物があるだけ、

それだけでありがたいと感じられる事はとても大事だと思う。教育と医療、交通や通信などのサービスが手に入る事が豊かだと思える事も。


という事自体を思い出すことのできる機会を持つことは、大事だ。


村では子どもたちが農作業を普通に手伝って、姉が妹の子守をする。兄が弟の面倒をみる。


すれ違うと時間をかけて丁寧に挨拶。ようこそお越しくださいました、旅はどうでしたか、お疲れ様です、どうもお疲れ様です。


知らない私に食べ物を差し出してくれる。あぁどちらの心が豊かなのでしょうか。


7.21.2010

Where cultures meet

Nupeland should have had Arabic influence before.

This house has an Arabic caligraphy on the wall.




They say they can speak Arabic because it is the language of Colan

but I think there should be a time when Arabic tribe came down to transcend the language.


Where tribal society remains, culture is so locally unique.

7.20.2010

Farmer's life and Nomad's life

Village visit started from yesterday.

Life in villages are in another world from one in the town of Bida, which they say carries almost 1 million population! Town people enjoy benefits of modern life (although sewage system doesn't exist electricity is commonly available.)

In villages, time stops. Few machinary is used for cultivation and processing. Villagers cultivate fields with hoes and coas.

Cool breeze pass through this beautiful landscape of highland. (about 1000m in altitude) Sky is high and trees are fresh green. Children cheer looking me foreigners "Nasara".




Today I saw hipsters of Nigeria, Fulani - a Nomad tribe. Their crazy fashion sense is almost a fashion model. Shiny pink pants, pierce and neckless, leopard shirts- worn by boys. Their woodstick for managing cattles make them further look stood out among others. They don't speak so loud and wear some mysterious atmosphere. Nomads... no wonder many researchers are absorbed to study about them. I am more already being fascinated with knowing secret of their life more than farmers!

7.16.2010

Letter from Nigeria 2

友人Mさんより、日本語で書けとのクレームを受けましたため、読者層を踏まえ今後ちゃんぽんにさせていただきます。

昨日の朝に南部のIbadanを出発し、Ife、Abujaと移動し、総計16時間ほど車に揺られお尻がすっかり痛くなったあげく、今日の夜にとうとうBidaに到着しました。

道中の写真などは、追ってアップします。でこぼこ道も、一泊した首都のAbujaでの12時間もなかなか興味深いものでした。

Nigeriaの州の中でも割と大き目のNiger州(Niger川が真ん中を流れる州です)の二番目に大きいらしいこの町Bida。

人口も1万ぐらいは軽くいそうな雰囲気です。

Ibadannより、背の高いパームツリーなどの茂る熱帯林を通過し、目に涼しい高地の山地を通過し、Abujaあたりから風景はSavannaに変わっています。

Savannaとはいえ所謂黄色い大地の広がるイメージとは異なり、ここNiger州は米の一大産地らしく緑が豊富。

(雨季のためもあるのでしょうが)、平たい大地に木々や畑・田の緑が青々と広がる、それは美しい農村地帯です。

なにか、日本の田舎で見たなつかしい風景とかぶります。

大都市を通過する中で、ごみの山また山、人の海を見てきたため、ここNiger州の心洗われる風景にはほっとさせられます。

私の滞在地は特に政治宗教関連の衝突や犯罪もない町なので、リラックスして滞在することができそうです。

今まで接したところでは、Nigeria人自体の印象も結構よいです。(物事は前に進みづらいが、そう悪気を感じないというやつ)治安についても新聞やネットに載る情報と現実の乖離を感じると共に、自分自身での安全情報収集が大事だなと思う次第です。

基本海外ではホームステイで現地の人の生活に入り込むのが基本の私としては、受け入れ先の国際機関の安全規定によりホテル(というかぼろいホステル)住まいが辛いところです。。。

次回インターネットカフェに来た際に、写真などはUPしようと思います。

7.12.2010

Letter from Nigeria 1

More than 1 week passed since I arrived at Nigeria.


In contrary to the image of life I was depicting within my mind before the departure, life here is so peaceful. A large swimming pool with clear water is in front of me. I can see tennis court, well maintained lawn and tropical trees and flowers from my sheet.. aw paradise Nigeria.


Well. in fact I am evacuating temporary in a facility of an international research institute in Ibadan, which was established by government assisance of America (that is, of course a swimming pool and lawns equipped. In fact about 1000ha of this huge research station maintains the most beautiful landscape in Nigeria in American way) in order to cure my bad cold I got BEFORE the plane landed the Lagos airport.. shame. I couldn't communicate with humans for a week with my voice lost. According to a family of a researcher who kindly accommodate me here in their house tells me, though, most of students coming in Nigeria are sick when they arrive here since so many physical and mental stress were BEFORE they get in...(because of the tough preparation)

So I am so much looking forward to getting out of this sanctuary to face so called REAL NIGERIA, the world in the other side of huge walls iron wires separating it from this unrealistic place.




























This photo I took in the town of Ibadan, the second biggest cities in Nigeria next to Lagos. And as you may or may not know, Nigeria has the biggest population in African continent as far as I recognize (0.15 billion) People are so fashionable and women especially look so beautiful here.

As I am used to live in unclean towns with unstable electricity or other modern facilities, Nigeria is for me quite a "developed" place in terms of economy. Everyone use mobile and commerce is active. (that is, they have a cash income) The town I will stay in Niger state has a hospital hotels and internet cafe.


Also I found myself being quite comfortable with being among colors (though it seems I am stood out among others as an Asian). Almost since childhood I always have felt that the world and lifestyle built upon the value system of "westerners" or "wanna-be-western society and economy" makes me feel uncomfortable. Why? I guess because it kind of letting us chase only the surface of western society without thinking the meaning of culture, community and even individual life we could appreciate in a fairer way, if without such strong influence.


Although western civilization is deeply built within my life and myself as I am typing this keyboard to express my opinion to my friends and families, I also regain a part of myself by putting myself in an another side of the world. This is the comfort I felt in many places, in India, Panama, Indonesia and several other places. I feel comfortable of knowing there are lives and values different from the mainstream, that we don't well understand unless we are exposed to it.
Well I am a person who cannot be settled within a mold made by somebody or, by a system in a society I belong to. So I should think the same thing toward Nigerian society if I am raised here.


By seeing other's life with a totally different shape but with a common components as mine, by seeing their life with a sharp sensation since unnecessary surface decoration is not attached to it, I retreive somewhat a sense of life. This is one of the reason why I always like to travel and live in so-called "developing countries".

6.25.2010

準備づかれのNigeria。

さいきん、何だかぐちが多い(気がする)私のBlogです。

Durhamの猛暑が関係していることは、間違いありません・・はーひー。


5月末頃にNigeria行きが本格的に決まったので、1ヶ月間で猛烈な準備を進めてまいりました、今日この頃。

たった5ヶ月のステイだというのに、最近、すっかり準備疲れしてしまいました。


アメリカに2年間住むためにした準備も、Nigeria行きに比べればへのかっぱのようなものでした・・(といってもそりゃー南極探検隊みたいな準備は要らないわけですが。)

なんといっても、健康面・生活面・安全面全てにおいて、余りにもこのぬくぬくした先進国と対極にあるため、
そして、そういった環境下でほぼ単独での生活のため、誰にも頼ることなく、極力医者に一度も行かず、5ヶ月を乗り切れるだけの準備をするため・・
考えうる状況のオプションを
考え出すともう切りがなく、どこかで見切りをさっぱりと付けないといけません。(例えばPCを最後まで無事に使うための盗難保険および盗難された際の代替PCおよび電圧がふれてAdaptorが飛んだときの替えのAdaptor及び電圧振り切れ防止装置及び停電時のChargerEtcetc)

これまでの旅行や海外への滞在は、いつも現地に詳しい人との同居が基本でした。薬なども現地調達がほとんどでした。なので、いざというときのよりどころがあったため、特にきばった準備もしてきませんでした。ひとり完結型の生活の手配で、どこまでを境界線とするかなど、あまりきちんと考えたことがなかったように思います。

なんだか、実際に住むよりも準備の方にエネルギーを使った感がなきにしもあらず・・

理想的には、現地人とまったくおんなじ生活をする事・・そうすればこのようなストレスはゼロになるのですが、もちろんそうはいかないのが現実。

もー、せっかくなら、腰紐ひとつで生きていきたいっす。

そんな格好したら、私のいく村では即逮捕ですが・・・・ (肌露出厳禁)

6.21.2010

Durhamの夏・・

あ、暑い・・・
今日もDurhamは最高気温35度ほどと、今を盛りと夏が花開いてございます。
暑い、蒸し暑い、日差しがつよい。
なぜアメリカ人という人種(そんな人種ない。)はこんな環境で生き延びられるのか。
青々とした芝生がにくたらしいぐらいです(意味不明)。
田んぼを吹き抜ける風も、神社の鎮守の森もないだと、気温なんて上がる一方ですわ。
早くアフリカへ避暑をしなければ・・・しんでしまいそうです(何か勘違いしているでしょうか、わたくし)。


Durhamが暑すぎるのか、私がトシだから悪いのか、もはや判断力が効かないほど夏ばてしています。
エアコンがまともに効かない私のアパートで、先ほど暑さのあまり気絶(あるいは眠気のあまりだろうか)し、気がついたら1時間経ちました。
命の危険を感じ、決死の思いで住居から脱出。徒歩3分のバス停で過酷な太陽の下バスを待つこと5分の間も、命の炎が揺れているのを感じました。バスに乗り込み、エアコン完全完備の大学へと避難しました。(他に行き先がない)

というか、アフリカに行く前のあと1週間でマスター論文を完成させる予定なのです。毎日朝から晩まで、キーが壊れるほどキーボードを叩いている頃のはずです。
なのに暑さのあまり、頭も体も一向に働きません。脱水症状防止の水分摂取を繰り返して、一日が終わってしまうような毎日です。
こんな作業効率では、キリンに乗って村々を訪ねて回る予定のアフリカでの調査の方ががんがん進みそうなぐらいです。

ようやくバスにてキャンパスに到着。目が霞んでいるのか、蜃気楼なのかよく分からない風景が目の前に広がっております。
命綱のアイスコーヒーを手に入れるために、バス停から5分のカフェまで、這い蹲るように決死の歩行を試みました。

前から高校生らしきグループが歩いてきます。
あら?何だかしゃっきりまっすぐ歩いているわ。
笑っているし、いきいきとしゃべっているわ。苦しそうでもないし。

次に向かいから歩いてきた30代インターナショナルと見られる研究者(と見られる人物)。
もう、死にそうな顔で口あけて(ぱくぱく)あるいています。

どうやら、明らかにトシの問題ですね。

やっと着いたカフェは休業。絶対絶命です。
残された選択肢はただひとつ。

McDonald

Environmentalistのポリシーなど、命の前では埃のようなもの・・
まっしぐらに向かいましたよ。
というかここ最近、夏学期でレストラン等が閉まっており、選択肢がないためにほぼ毎日McDonald・・(涙)

ふー

コーシーに入っているアイスに何とか救われ、今こうしてBlogなんてものが書けていますが、

何だか今度はやけに腰が冷えてきました。

さ、寒い・・・

18度、冷蔵庫ぐらいの設定と見られます、この国のエアコンは。
アメリカ人、なぜこんな極寒の室内で生き延びられるのか?
中庸ちゅーものはこの国にないのか?
日本人の28度エコ設定に見習う日はいつやってくるのか?


ああー寒い 寒すぎてキーを叩く指も震えます。
早くこのビルディングから、お日様のさんさんさす屋外へ脱出せねば・・

6.19.2010

AVATARついに鑑賞。

映画AvatarをDVDで観ました。

かなりインパクトの大きい映画だと聞いていたものの、キャラクターの青い顔がちょっと怖くて、そして
いつでも流行りものに手を出すのがほぼ1年遅れの私なので、やっぱり今になって見てしまいました。


期待はしていたものの。

うううううううう
ぎえーー。

完全にやられてしまいました。鑑賞後、頭がぼーとしたまま即、DVD購入。3D映画館で見なかった事は死ぬまで後悔します。

・興行映画としての質がすばらしく高い。シンプルなストーリーと共感性で観客をとりこに。そしてありえないCGテクノロジー。
・アート性が非の打ち所ない。世界観が完成されきっている。美しい。
・メッセージ性が今の時代に必要とされているものだ(と思う)。


私の周りでもふつーだったと言っている人もいれば、あれは絶対観るべきだと力説する人もいますが、

感受性の強い人には本当にくる映画だと思います。私は上記の3点セットがすばらし過ぎ、あと幼き頃映画Dance with Wolvesで将来の進路が決まってしまった自分の、永遠なる自然ユートピア回帰嗜好(笑)に重ね合わせて、完全にはまってしまいました。


ほかに個人的には特に、
観客の思考を、文化に上下関係はないのだ、という点に導いている事に感服しました。
私自身は、人間と自然との関係性という点で、Indigenous peopleの文化をとてもRespectしているので、
この映画が(誇張と美化はもちろんあるにしても)、現在の社会で”進んでいる”民族の傲慢と、彼ら(というか私ら。)がほかの民族を見る際にいまだにある共通認識:野蛮で遅れていて可哀想なやつら でなく、自分達の世界・社会を持った誇りのある民族として、丁寧に世界観を描きだしている事に、大変共感いたしました。あとは天然資源による利害の衝突はあまりにも現在進行形のリアルな問題でもあります。

中国政府が昨年上映を禁止した、という事実には、大変複雑な思いも覚えます。というか、やっぱり?という感じ。

実際のところ、現実の世界では、征服と優劣の押し付けが、手を変え品を変えながら続いており、人類に理想の世界は来ないのだろうなと感じられる毎日です。

という意味ではむしろ、もののけ姫の現実主義は、深い・・・でも、何があっても生きろって、宮崎さん、現実主義過ぎて、胸が痛いです。。私的には、戦え。ですかねぇ。

いろんな思考を喚起してくれたありがたい作品です。DVDはNigeriaでひとりの夜に鑑賞しようっと・・・


6.13.2010

Nigeria行き、Durhamでの準備

March madness(大学バスケ戦期間)以来、しばらくBlogからご無沙汰していました。。。
7月頭から5ヶ月間、Nigeriaでの農村の社会調査に取り組む事になりました。
Dukeには籍をおいたまま、現地の調査機関との共同研究に携わります。
初めてのアフリカ大陸、初めての論文執筆への挑戦、新しい事に取り組めるわくわく感と緊張感の入り混じる準備期間を過ごしています。

雨季がもうすぐ始まるというものの、Nigeria(特に私の滞在する中部)はそれなりに暑いらしいです。といっても雨季の間は平均気温30度を切る様子なので、猛暑のDurham(現在地)や大阪東京なんかと比べるとましと言えましょう。
Nigeriaへのトレーニング期間と称して、Durhamの部屋でエアコンをあまりつけずに過ごしていましたら、部屋で脱水症状になりかかりました。Gulf streamに乗って熱波がやって来る東海岸の夏は結構過酷です。さらにフロリダやテキサスあたりに行くと、40度・45度だとか聞いています。それに比べるとアフリカに避暑に行くようなもんだと?思わねばなりません。

調査地が内陸のため、残念ながら今年の夏は海なし、になりそうです。海好きの私には泣ける現実です。
アフリカンドラムやらアフリカンダンスやらアフリカ料理などの習得に励み、素直に現地に溶け込もうと思っております。
(向こうの文化では、女性はドラムを叩かないように教えられているそうですが・・私は外人なので関係ありまへん。)

ラテンアメリカ、中東やチベットのあたりなど、世界には足を伸ばしたいところがほかにもたくさん。
一方で、そろそろ一箇所に専念した仕事に就きたいなぁと、思う今日この頃です。

5.07.2010

The Coveと国際社会における日本

日本では公開されているのでしょうか?

世界中で大話題のドキュメンタリー The Cove。

日本では発禁なのでしょうか、やっぱり。

最近までこの映画を知らなかった私は、友人一同がやたらと口を揃えて”日本人はいるかをぶっ殺して食っているらしいが一体どういうことだ”と迫ってくるのを、ぴんと来ずに一方的に聞いておりました。

ごらんになった事のない方はぜひとも観る機会を作ってください。

いるか・くじらの人?権・種保護自体の問題もさることながら、この問題における日本の国際社会での大いなるずれ具合がよく分かると思います。また日本のメディアがどれだけ操作されているかも注目ポイントです。
おそらくこの問題の裏側にあるだろう日本の裏社会も垣間見えるように思います。

ストーリーとしては、和歌山県太地町の一部の猟師が行なっているいるか大量輸出(世界中の水族館へ)と追い込み漁による大量殺戮>精肉 への過程がまざまざと描かれています。いるかの愛らしい笑顔に親しみを感じる方であれば、相当なショックを受ける現実を目の当たりにさせられます。


日本でこの映画がどう受け止められているかと思い、ネット検索したところ

-日本の文化に口出すな

-牛や豚も殺しているのに高等生物だから殺したらだめとは西洋文化の押し付けだ。

-いるかが養殖や漁業に被害を出すから殺して当然

こういった西洋対東洋、文化尊重、地元尊重の意見が多いようです。

実は文化尊重の意見に関しては、私も日本を出るまでは基本的姿勢として持っていました が。

国際社会に大きく依存する日本がその中で生き残っていく上で、世界のルールは話し合いで決まる事。よって”おれさまの領域に手も口も出すな”のような一方的な議論がもはや通用しない。

という事をようやく外に出て痛感するようになった私としては、

一部の利権を文化と称して保護する事により、国際社会から批判を食らう日本人。総すかんを食らうという事が日本の将来に今後どういう意味を持つのか、一体本当に分かっているのか、たぶん分かっていません。

と言いたい。+日本という国の国際観の欠落に、相当な危機感を覚えてしまいます。

そもそもこれだけ文化が変化している中で、どうしても守るべき貴重な文化と言えるのでしょうかね、いるかの追い込み漁と捕鯨が??あるいはいるかの追い込み漁がないと成り立たない漁業が?
文化という言葉が、国際化した社会の中で水戸黄門の印籠と化しているのではないでしょうか。
もうそもそも論を突き詰めると、日本の英語教育がひどすぎて、海外の議論が国民・知識層に伝わらない。留学等しても同等の英語力を持って帰る人が少なすぎる。こういう事も大きいと思います。

いるかが虐殺されている という事に対し、何ーーーにも感じない人間と何かを感じる人間がいる。
これは越え難いセンシティビティの問題があります。

損得で考えて、日本国にとって百害あって一利しかなし(一部の強大な利権) の
日本のいるか漁・調査捕鯨。

政策決定者の長期的視点に立った理性が、先に走って欲しいと祈りつつ、Conservationistとしては自分ができる事をしっかり考えます。

4.10.2010

確かに、モラルの問題だ。

先日、アルゴアがわれらの学校に来ました。
Climate changeの分野では伝説的人物である彼の来訪に、学校あげて大騒ぎ(無料チケットその場で売り切れ)でした。私ほか環境スクールの学生は、無事全員チケットを割り当てられるという恩恵に預かることができました。

例のInconvinient truthにあるような、派手なPPTを使わない、話だけのシンプルなスタイルであった今回の講演。

最初の20分はひたすら聴衆を笑わせ続け、聞く耳を持たせたところで話に入り、最後は強い強調によるクライマックスにするという流れで、有名なスピーカーのスピーチ力を観察するよい機会でした。

また内容も、昨今の時勢などを考えてなかなか興味深く刺激されるものでした。

ポイント1.昨今のIPCC科学的事実捏造疑惑 により、Climate change自身が存在しないという方向に意識が持っていかれている事の危険性。

:以下は私の議論。

この点は、普通に環境科学を勉強している人以外と会話していると、”結局Climate change自体が怪しいよね”という話になってしまい、危うい考え方が流布されているなぁと普段から感じることでした。

問題自体が巨大な利権に絡むので、政治的圧力によるデータ捏造が行われる可能性がある。という点は非常に重要。

そのため、この人類規模の問題の分析・解決プロセスに監視が必要であるという議論には全く同意します。

が、それと問題自体の存在は全く別。例えて言うと、こういうロジック展開です。

問題 紛争解決の権威的団体、例えば国連などに、
社会が紛争関連のデータを専ら頼っていたとする。そしてこの団体が、イラク戦争の犠牲者の数を捏造して伝えていたとする。

結論 おしなべて戦争は思ったより人間に被害を与えない。および国連は全ていんちきである。(一般化)

ヒマラヤ氷河の解氷の速度データが間違っていた事と、その他諸々の個別の疑惑と、Climate changeの存在自体の議論は次元が異なります。コアデータに対する検証度合いと、サブデータに対する検証度合いの落差も大きいです。

気温の上昇と人間活動のCO2排出の統計的連関、気温の上昇により起こる(および既に起こっている)世界的な気象の変化の確率 は科学的にほぼ確証できています。

個別の問題を取り上げて全体的な問題に押し上げようとする政治的圧力が、観察できると思われませんでしょうか。


2.Climate changeはモラルの問題である。

Climate changeは存在しないと議論する友人の全員が決まって言う言葉があります。

人間は地球の気象などに影響が与えられるなどとは、おこがましい。計り知れない複雑性を自然は持っているのである、人間ごときに左右されないのである。

この議論は、私なりに解釈すると、1宗教観 2不確実性の解釈 のミックスを、またもやClimate changeは存在しない方向に持っていくというロジック展開。

1については非科学的なため、コメントの余地がないので控えさせていただきます。

2については、気候サイクルの中に解明されていない不確実性は存在します。大気中のエアロゾルが気温にプラスかマイナスの影響をどれだけ与えているかという点など。

が、この点に頼って、Greenhouse gasの削減は解決不要であるとし、将来的なClimate changeのインパクトに対する責任を完全に棚上げするのは、ロジックの大いなる飛躍です。言葉を悪くして言うと、科学的レポートをきっちり読み込むトレーニングをされていない層に対する思考操作です。

結局のところ、気候変動の一番の問題および脅威は、50年後などにインパクトがもたらされる事。

目の前に大脅威がないので、車なんかを快適に乗りながら、前述のような悠長な議論ができるわけです。自分の家がハリケーンで飛ばされたとなると、それは大騒ぎでしょう。

さらに、問題が存在しないとすると、50年後100年後に、子孫が過酷な自然経済社会環境の中で暮らす事の想像などはしなくて済みます。

またもう少し発想をストレッチして、

人間は神様に守られているので、あるいは人間の適応性は高いので、環境が劣化してもなんとかなる。

ここまで来ると、Climate changeを肯定した上で対策を放棄するという、モラルが崩壊した考え方だと私は思います。

ポジティブに言うと、モラルの観念をもっと長期的に持たなければならないというか。

昔ブログで書いたのですが、昨今の経済社会は短期的な収益獲得に重点が置かれがちな上、変化が激しいため、発想があながち短期的になりがちで、長期的にものを考えない(裏返すと、未来は予測不可能であるという理論に基づいている)という価値観が一般的になっているのではと思っています。

よって、7世代先を考えて自然資源の利用を行うネイティブアメリカンのような発想が持ちにくいのではと、思います。

一般的に人間の環境適応能力は他の種と比べ圧倒的に高いので、与えられた環境の中で生き延びていける可能性が常にあります。

が、社会を外部環境の様々なインパクトに適応させるためには(政治情勢の不安定化、なども含め)相当な社会経済的コントロールを必要とします。

さらに、人間以外の適応能力の低い自然の生物については、完全に無視しているという状態です。他の生物に対するモラル観は、大いに関わるポイントです。

かなり詳細ははしょっているものの、ひさびさにまじめに書いてみました。

4.09.2010

Durham、カフン大魔境

Durhamに花粉の季節がやってきました。

これまで会った留学生およびアメリカンの誰に聞いても

”このようにすさまじい量の花粉は他のどこでも出くわした事がない”と口を揃えていいます。

という事で勝手に、”Durham、世界一のカフン大魔境”認定をさせて頂きました。

さていったいどのように魔境での生活がすごいかと、言いますと

Kフン指定ブログ

~以下の文章には花粉症の方が気持ち悪くなる描写が含まれていますので、ご注意下さい~


1 外でお弁当を食べていたら、白ご飯がターメリックライスになった。

2 一週間前は幸せそうな日光浴の人々が見られたが、花粉激増以降、外に人が見られない。

3 息をしたら花粉でのどがつまる。一歩外に出ると、鼻のま横に花が咲いているような気(香り)がする。

4 黒いTシャツを干していたら阪神タイガースTシャツになった。


5 友人の車の助手席には水のボトルが備えてある。ちょくちょく水で花粉を流さないとすぐフロントガラスが見えなくなって事故るから。
ぴかぴかの青いスポーツカーが自慢だった同級生の車は黄色がまざってへんな緑色に変色している。

6 室内でパソコンを叩いていたら、花粉で画面が曇った(どっかの隙間から花粉が入ってくる)。パソコン壊れませんように。


道では黄色い風がバサーバサーと吹いていて、ナンだか怖いです。

気持ちのいい午後、公園で昼寝していたら、全身に花粉が積もりました(風の谷のナウシカの一場面をイメージしてください)。

微妙に鼻が反応している私も、いつか”閾値”越えてしまいそうで、びくびくしています。(花粉症の方は本当に気の毒っす・・・)


アメリカ南東部(この街含む)は、19X0年代に森をクリアカットし、松をびっしり植えつくした地域です(日本と同じ)。

局地的な現象のためか、花粉症医療やグッズはこちらでは発達していないようで(マスクなんてする人はゼロ)す。

4.06.2010

Duke優勝。

Butler 59-61 Duke

Duke NCAA2010で優勝しました。

http://www.ncaa.com/brackets/basketball/men/

最後まで、心臓が止まりそうな試合展開でした・・・God事件のあとですが
 
勝手ながら神様にお祈りしてしまったぐらい、すれすれの試合展開。

(強豪Dukeと違い、根性で勝ち上がって来た相手チームの気合はそれはすごかった)

カメラを忘れたので写真がアップできませんが、

試合後、構内に巨大な焚き火が起こされ、学生は大騒ぎしています。

思い出の2010年にしてくれたDuke Devilsに感謝。

4.05.2010

グローカルメディアでのエチケット

Dukeバスケに関して、あるプチ事件が勃発いたしました。

私はFacebookを使っています。

昨日、北アフリカから私のスクールに留学してきているの知人の一人が、こんな書き込みをしました。

Dukeのこの勢いはいったい誰に止められるというのか?!

続くある人のコメントが ”Noone”。

それを見た私は、喜んでいたこともあって軽い気持ちで

”Even God cannot stop us”と続けたのでした。

さて、この時私は、”あーこのGodに反応する人がいるかしら。まっでもDukeの話題だし大丈夫だろう(取り立てられる事はなかろう)”という甘い判断をしたのでした。

会ったこともない彼女の国内外の知人より、非難の嵐が(ネット上で)届くとは予想せず・・。

”言葉に気をつけろ”

”彼女は間違っている”

”まさか本気ではないだろうな”

”たかがバスケ程度の小さな事に、おおげさにも神の名前を持ち出すとは。よくも不敵な事ができたものだ。”

ETC。翌日、このような書き込みを見て、私はびっくりながらFacebookの性質や色々な事を学んだ気がしました。

こんな事で友人関係が破綻するのもナニなので、彼女には”日本ではそこまでGodの名は絶対的で重くて神聖不可侵という意識はなく、God cannot xxxというセンテンスがそう非難される事はないけど、ほんとこの度はすいません”と説明をいたしまして、彼女も”うちの友人どもがほんといちいちつっかかってすいません”と返してくれました。

学び

-FacebookのようなInternational SNSはローカルメディアでもある。

-不特定多数に発信するときは、誰が読んでいるかを意識すべし。
私は自分の意識を単に形にして発言をした。相手は自分の神を冒涜されたと取った。両方一方通行ではありますが、一方通行になるかどうかは、発信者次第なんですよね。

紛争ってこういう所からも起こりかねないなぁ、と感じます。

「自分の育った違う文化の中で生活などをする際、”前提が共有されていると思って”相手と接したり行動してはいけません。」

と先日ある人から教えられたところですが、実際日々の生活の中で、相手の(あるいは仮想の相手の)前提を意識しながら表現をするのは、なかなか難しいものです。

目指すInternational professional への道、まだ長し・・・

4.04.2010

栄冠がもうそこに・・Go.....Bluedevils!!!!

Duke男子バスケblue devils、昨夜のNCAAセミファイナルでWestVirginiaを破り、とうとう首位決勝戦に進出してしまいました!

このまま行くと、本当に2010年に、10年ぶりの全米1を獲得してしまうかもしれません・・

そうすると、最近考え出した私の夢が叶ってしまうではないですか・・

私の夢:
(40年後ぐらいにばあちゃんになった私。アメリカのじいさんがロックチェアーを揺らしながら、孫に昔TVで見たベースボールやアメフトの伝説試合を得意げに語るように)

”ばあちゃんが、まだじいちゃんと会って結婚する前に(あ、このお話では卒業後いつか結婚できる事になっています)でゅーく(お決まりで舌をかむ)大学いうメリケンの大学に留学してた年にのぉ。あれは2010年。えらい昔じゃのー、おまえ達はまだ生まれてないのー(そりゃそうだよ)。

そん年にの、伝説のばすけっとぼーるのちーむがプレイしとってのぉ。ビッグスリーいう選手どもがそりゃー強おてのぉ。

ばあちゃんも実際この目でみたんじゃよ(TVでだけど)。

あの、最終首位決定戦、最後の30分にのぉ(息継ぎ はーーー。)

シャイヤーいうスター選手のな、空に弧を描くすりーぽいんとしゅーとがすぱあーんとごーるに決まるさまは、ホンマにもう、心臓がとまりそうなほど素晴らしかったもんじゃよぉ・・・”

などという話ができるというわけです。

浮かれているだけでなく、やはりここは彼らに勇気をもらって、不況時の職探し、挫けずがんばろうと思う次第です。


さて今回の試合は相手と21点差で78ポイントという(今リーグでも稀な点のはず)ボロ勝ち。

Scheyer, Smith, Singler、3人のスタープレイヤーによる、驚異的な数の3ポイントシュートが勝負を決めました。

彼らはきっとNBAにもスカウトされるでしょう。
来年になるとこれらの豪華キャストが卒業してしまうため、今年がDukeにとって勝負の年である事は違いありません。

チーム力のDukeというのを以前書きましたが、順位が上がるにつれ、スタープレイヤー達を3人も抱えているDukeの強みが浮き彫りになってきました。

この3人、緊迫した試合展開で3ポイントシュートを確実に決められるだけでなく、ゴール下に切り込む個人技もディフェンスも相当です。

特にScheyerの芸術的な3ポイントが次々にすぱこーんと決まる様は、例えて言えばブラジルのサッカー選手のロングシュートですよ。

すごい角度から、絶妙のタイミングですぱーん ゴーーーーーーーーーーーーーール! 
ありえない!神だーー! 

というあの感じに似ていますです。

エンターテイメントレベルで、相当楽しめる試合ですよー。高校野球と同じく、涙と感動の真剣さもありますし。



なお仮にDukeが目出度く優勝してしまうと、DukeCampus内で直後、どのようなCelebrationが催されるかといいますと、

1.酒乱

2.酒乱

3.寮の家具などが燃えてしまう (伝統的にDukeが大勝した際は、構内で巨大な焚き火をすることになっている)

4. 屋根からの飛び降りが乱発してしまう

5.酒乱

これらはあくまでUndergrad中心の催しであり、大人のGraduateの我々はもうすこし組織立った場所において組織立った祝いを執り行うかと思われます。

さぁこれを読んで、最終戦ぐらいは見てみようかしらと思ったそこのあなた。

NCAAでウェブ検索すれば生中継見れます。月曜日21時(東部標準時)応援よろしくお願いしまーす!

4.03.2010

Pの反撃あるいは協力。エイプリルフールの解釈について。


村上春樹風のタイトルにしてみました。


余談ですが、我が家のルームメイトJ男はアナーキストです。

以下のやりとりはすでに1000回ほど我が家でくりかえされており、私は相当食傷気味です。

J男:政府も企業もくさっとる。政府は企業も裏表だ、裏金で買収されとる。くさっとるあーだめだめ。

私:で、どうやったら世の中よくなると思うわけ?

J男:ぜんぶおじゃんにすればいいんだ。

私:はぁ。

J男:企業も政府もなくしてしまえばよい。

私:へぇ。どうやって?

J男:だからとけてなくなってしまえばいいんだ、そんなもんなくても生きていける、われわれは。

私:沈黙(シャーベットか?
しかしお前は今日もデルのコンピューター使って友達にメールして、ブラックベリー持って日産の車を運転しながらBPとかのガソリン使っているねぇ、と言いたいのを我慢。
しゃーべっと化現象の一環として、君から始まる世界革命。今すぐ車や通信手段や大手電力会社の電気などに依存するようなロケーションの我が家を去り、自給自足で生きてたまい、と言いたいのも我慢。
笑える議論を真顔で押し付けてくるJ男には、Sarcasmの余地もない・・)

J男:企業なんかなかった時代からわれわれは生きてきたんだ。どこかからにょっと出てきて世界を支配しやがって。

私:沈黙(きのこか?
ああ、世の中がそんなに単純だったら勉強なんてしなくてもいいからとても嬉しい)


さて、本題に移ります。

さんさんとお日様の照る毎日が最近は続いており、昨日学校のビルディングの外のお庭で、私は気持ちよく日光浴をしておりました。

そこにエイプリルフールのP君登場。

P:ハイアキコ、その後つわりの調子どう?(真顔)

私:へっ。

P:つわりつわり。

私:だからあれはFoolで。

P:うんわかっとる、君のやりたかった事はなんとなく(本当にエイプリルフール知らないらしい)。
で、つわりの調子どう?

私:(やけくそ)うん今日はいい感じよっ ほらお腹の子もこんなに元気で、 おひさまが好きみたいだわっ。

P:それはよかったねー、母体をお大事に。

さて、(周りの同級生たちに向けて)

アキコさー、最近に○し○したんだってー。(真顔+大声)

→ 場、瞬時に凍る。 きまづーーーーーい雰囲気が流れる。

P:ねっアキコそうだよね。

私:(うぉー私は打率1%だってゆっとるじゃないか。振るなー)
えっ ええそうなの。ほほ。最近になって。特に”4月1日”からというものの、に○し○したという事で。

→ 隣にいたS子、ぎょっとして私を見る。(ってことは昨日起こった事件なのか?!なんで日付まで報告するんだこの子は!という様子で)

P:お腹の赤ちゃんのためにも、ほらこのコーラ飲んで。(その辺に余っていたコーラ)

私:うぅ、私はコーラが嫌いです。

P:でもほらお腹の赤ちゃんにいいから。(意味不明)

私:はい。。(Pめ・・・)

一応その後、事の次第は居合わせたみなさんに説明されましたので、ご心配なく・・

が、仮にPがエイプリルフールというのは4月いっぱい続けるものだと誤解していたとしたら、打率1%の私にはきびしいひと月になりそうです。

4.02.2010

アメリカ人のジョーク

アメリカ人の笑いはドライです。
Sarcasmとゆわれるジョークのパターンをどれだけ制覇できるかどうかに、アメリカでの幸せな生活の成否がかかっていると言っても過言ではありません(半分本気)。

ドラマシリーズなどを見ている皆さんはお分かりのとおりですが、
このパターンとしましては

1.相手がかなりドライな言葉でこちら落としにかかってくる。
2.その時に間髪いれず相手を受けつつ、相手をもっとドライに落とす

自分自身を笑いつつ、相手をぎりぎり(このぎりぎり度が試される)まで落とせるか。
という割とメタ思考な思考回路が必要とされ、私は打率1%というところです。(いかん・・)

関西ジョークよりも高度かも。

生真面目なアジア人・日本人に見られる共通現象としましては、Sarcasmをかけられた時に
本気で怒ってしまうか、相手が怒ったかと思ってびびってしまう という風景であります。

私の典型的な失敗例)

パーティーにて。周囲のメンバーのジョークは盛り上がっている。
私:Slangでの会話がよく理解できず、ぼけーと立っている。
男A:アキコ、さっきから全くしゃべってないけど、何か日本人は時計みて1時間に一回だけしゃべる事にしているというルールでもあるのか。
私:いや、なんとか会話を理解しようと必死で(とまどって本気で返している)。
場、冷める。

正解としては、
私:日本人の私なんかがしゃべってしまうと笑いが哲学的すぎてアメリカ人には理解できないであろうから控えている。
男A:確かに日本人のジョークなどは理解不能である可能性が高い。
私:それでは。と言って冴えたジョークを披露。
(高度すぎて私には実際不可能。)

無難なところでは、
私:ご存知の通り日本人はアメリカ人より真摯な仕事マシーンなので、ジョークなどにはエネルギーを回さぬようプログラミングされておる。
など。あまり面白くないけど、一応逃げられます。

そういえば最近Teenなどに流行ったTransformerという映画では、ひよわな主人公が、憧れのセクシーな女の子の彼氏であるマッチョなフットボールプレイヤーに挑むシーンがありました。だいたいこんな感じだったような。

女の子の彼氏:おまえ一度フットボールやってたらしいじゃん
主人公:あーあれ(憧れてチームに入った所ボコボコにされてしまい、一度で退散した記憶が頭を霞む)、研究のためにまぁちょっと試してみただけさ。
彼氏:は。おまえみたいなもやしはお部屋でお勉強でもしてればいいんだよ。
主人公:そう、実際今ペーパー書いてるから、フットボールの衝撃がいかに人間の脳にダメージを与えているかとゆう。
彼氏:こめかみに筋
主人公:いや大丈夫、実際君たちも読んだら興味持つと思うよ。色んな色とかで絵とかが書いてあって、飛び出す仕掛けとかも付いてたりするから飽きないよ。
彼氏:主人公の胸倉をつかむ
女の子:まぁまぁ と言って抑えつつ、主人公の方に感心(主人公が勝ち)。

4.01.2010

本日のApril foolあれこれ

えーはい。
年に一度の楽しい日がやってまいりました。

しょっぱなからふつうにDuke学生新聞に5分間も騙されてしまった(トップ記事:Duke倒産、企業に身売り、会計計算の桁違いミスで債務が予想の10倍に。)私としては、なんとしてもリベンジ?をと思い、時に自分の笑いセンスのまずさにも直面しつつ(キーマカレーさん、ごめんなさいっ)、色々、がんばらせて(?)いただきました・・
















今日のお夕食:そば・豆腐田楽・たけのこのうま煮。

ケース1:コンピューターラボであったP君(すぺいん出身)との会話
P:アキコ元気?
私:うーんいまいち。
P:どうしたのー
私:に○し○している気がする。
P:まじで。それまじで。
私:うん、ああ今も気持ち悪いよー
P:どうすんのよ、これから?
私:わかんない・・(遠くを見つめ)
P:相手は誰なのよ。
私:わかんない・・(PC画面を見つめ)
P:そう・・大変そうだね。がんばってね・・・(ラボを去ろうとする)
私:待て!エイプリルフールだって!
P:何それ?
私:だからエイプリルのフール。F,O,O,L。
P:エイプリルフールってなあに?
知らないそのことば。
私:おいっどんな騙し返しやねん、それは!(ヨーロッパには存在しないって事ないよね?!)
P:騙してないよーほんとに何そのエイプリルフール言うのは?
私:だ、だからFoolだってば・・・
P:とにかくがんばってね将来のお母さん!(ラボを去る)

私はPにだまされたのでしょうか・・・

ケース2:ルームメイトM男・J男

今日の朝、ルームメイトJ男の部屋に以前に住んでいたS子さんに前受金を返還するため、大家からの部屋監査(S子さんが部屋を破壊したかどうかのチェック)が入りました。
J男の部屋のベッドが壁に沿っていて動かせないため、ベッドの裏側の壁に傷などがあったら、あとで代金請求することになるかも、と大家。J男は、(別に何にも問題ないでしょ)との事で、ベッドを動かしませんでした。

夕方。
私:ただいまー。
J男:ハロー
私:あ、J男、でかけてただろうから知らないだろうけど、今日もう一度大家が部屋に戻ってきて、部屋に問題があるからJ男に10万払えって言ってた。
J男:はぁ?(絶叫、目、まん丸)
私:(やばい、本気に取ってしまった・・J男のどんぐりよりも丸い目と気迫にひるみつつ、)あの、朝動かさなかったベッドの後ろのとこに、穴開いてるらしいよ。
J男:(ダッシュで自分の部屋に走りこむ)
(私とM男、後に続く。J男、ベッドをぐわーっと動かしてつくづく壁を見ている。M男がことに気づいて吹き出す。)
J男:(振り返り)エイプリルフーーーーーーーール?!
私:エイプリルフーーーーーーーール!!!
J男:失神(のふり)

でその後M男と、いかにアメリカのメジャー新聞がフールをナイスに行っているか、中国のメディアがアメリカのフール記事を信じて中国版記事に載せてしまって、しばらくしてから気づいた事がある、などという話を一通りしたのち、

私:そういえば、今日の学生新聞読んだ?そうとう興味深いよね、トップ記事が。
M男:何書いてあったの?読んでないよ。
私:うーん、話すより実際明日学校に行って読むほうがいいと思うな。説明しにくいんだよー(くふっ)
M男:なになになにー教えて。
私:えっとー。
Dukeが倒産したんだって。
M男:沈黙
私:そんで企業に売られるらしいよ、コーポレーションに
M男:沈黙
私:(さっき新聞がフールするって話したばっかりやん!もうだまされてるよこの子は!笑いをこらえる)
M男:・・・・・・・Dukeが倒産するっていう記事の、何が面白いって言うのさ?
私:もうひっかかったーーーーー!

Go! Bluedevils 3

はいー。

先週日曜のヒューストンでの試合、Dukeまた勝ってしまいました・・えへっ
(これで全米No.4の間違いでした) 勝ち続ける限り、BlogはBasketBallの話が続くかと思われます。

前回の試合と違い、今回は相手のレベルが高かったため、メンバーが若干萎縮気味で、攻撃的な相手チームがファウルを続出したために、勝ち点を稼いだという形です。
(途中で相手がDukeの選手に喧嘩を売ってきたため、ファウルでシュートを稼いだとか、、そういうオチはDukeはまずないですので、得かも。)

やはりほかのチームには、ディフェンスをごぼう抜きにしてしまう超天才型プレイヤーがいるので、基本チーム力で勝負のDukeでも止められないシーンが続出し、最後の方まではらはらでした。そんな中でも、3人いるトッププレイヤーは、普段の実力をかなり発揮しており、肝心要の勝負では経験が効いてくるもんだなぁと、思わされました。
昔の試合ですが、スゴイと思ったプレイ。今は何でもYoutube。
http://www.youtube.com/watch?v=yEG2qmMvIGE

最近になって知りましたが、バスケの試合で勝つと(負けても?)、ゴールネット貰って帰るんですね。甲子園の土取るより、替えが利きやすいからPracticalかも。

3.27.2010

Go bluedevlis! 2

また内輪ネタですが・・ Dukeの男子basketballがすばらしいPlayで全米No.4まで行きました~!
(アメリカのバスケでNo.4はすごいんですっ。)
日曜には準決勝戦・・自分の卒業年2010に見事栄冠を飾って欲しいと勝手に願っております。
プロ野球で盛り上がるお父さん方の気持ちが少しわかるような気がしますヨ。

普通ならランクが上がった試合だとより萎縮する所、今日のNo.8の試合では、注目株の選手達がかつてないようなすごいシュートを連発しました。舞台が大きくなるとより気合が入り、それに伴い実力が形となって発揮できるというのは、精神力と実力と両方が必要。。いやー見習いたい。

3.21.2010

Go,Blue devils!

知る人ぞ知る、Duke大は男子Basketballが大変強いことで有名です。
アメリカのcollege basketballはUndergradの中で狂気じみた人気がありますが、特にDukeの学生は熱狂的なサポートで有名です。
大学のトレードカラーのブルーのペインティングを全身に塗ったくり、伝統の応援ソング、振り付け、その他で敵を圧倒いたします(敵のシュートの際にはゴール側の学生たちがぐるぐる模様の傘をシューターに向けてぐるぐる回すなどは、基本)。

試合があれば、勉強そっちのけでCamp out(スタジアム前に泊り込み)を強行する彼ら。構内にあるスタジアム前はお酒臭い・泥で汚れたテントが立ち並び、週末は上半身裸の男子どもが酒ビンをもって彷徨している始末・・・野外ロックフェス会場と見まごうばかりの光景です。(Basketballをかなり言い訳にしている。)
とはいえ、勉強の方はUndergradは全米でも10本指のランクに入っており、よくぞ遊びとのバランスを取るなあと、感心します。

さてUndergradほどではないものの、Graduate studentsもgameは優先事項の一つ。今年のDukeは例年になく調子がよく、隣町Chapell hillに座する宿敵University of North Carolina(Michal Jordan出身校!)を大破し、とうとう全米トーナメントにこぎつけました。
スポーツ観戦にさほど興味のない私もさすがに重い腰を上げて?Couchの上で応援に励んでおりますうちに、とってもDuke Bluedevils(チーム名)のファンになってしまいました。
Dukeチームの面白いと個人的に思う所は、

1.いわゆるバスケ選手ばかりでない。
がちがちマッチョ、あるいは小さいけどバネのよう、といった典型的なバスケ選手タイプばかりではないのです。実際一番のシューター(Scheyer)は見た目ひょろーとしていて、あれーこれバスケ選手?という感じですが、3ポイントシュートはまさに芸術的です。

2.基礎に正しく、チームプレーが素晴らしい。
Dukeチームは個人の能力は大変高いのですが、ブラジルサッカーチームのように天才型個人プレイヤーの集団ではないと思われます。基礎的なテクニックを確実に抑えた上で個人の役割を全員が正しく認識し、スマートなチームプレイをします。


”俺俺”と天才プレイヤーがゴールに走るプレイ、力技筋肉プレイ、あるいはテクニックに走るプレイが割と他のチームに目に 付く中(それはそれですごいのです)、Dukeの動きはど派手さはそうはないものの、無駄が少なくスムーズで”きれい”です。例えていうと茶道のような・・?チーム練習を重ねに重ねた結果を見せているのがよくわかるのが、メンバーの動きを視野に入れたパス回しがすばらしい所、ゴール下に入っていくプロセスが確実なところ、メンバーのこぼれ玉への反応が的確なところなど。チーム がチームである事の意味を教えてくれるようなプレイです。
DukeはコーチKと呼ばれる、もう30年ほどDukeでチームを鍛えてきた有名なコーチがおり、その教育効果も大きいのでしょうか。スポーツは全般的に、テクニックの高度化や極端、新規性に走る傾向があると思うのですが、やるべき下積みをきっちりやっているだろうチームが、こうして勝っていく様子は清清しいと、私は感じます。

ゴール際になると滑り込んできて、こぼれ玉を確実に拾ってくれる、昔の漫画で言うとゴリラ君のようなガタイの選手(Zoubek) がいます。派手なプレイにはあまり関知せず、しかし危ないときに出てきてペコンとゴールにダンクを入れてくれる、その実直さには、泣けます(確実にゴー ル下のポジションに位置するのは中々大変なはず)。アメリカでは、個人プレー的な場面が生活全般で多いだけに、このように美しいチーム連携を目にしますと、色々と、考えさせられるsものがあります。
そういえばサッカーも、アメリカは意外にチームプレーの良さで有名だったかと思いますが・・ アメリカのチームプレイについて、もっと知りたいなと思います。

そして今日、やりました、Californiaを負かし、ついにSouth leagueのトップ対戦の座を獲得。GoDuke, Go! これを読んでちょっと試合が見てみたくなった方は、WebにもUploadされていると思いますので、ぜひぜひチェックして見て下さいね。
大学スポーツは、日本の高校野球と同じく、真剣さがプロとは違う意味で素晴らしいです。
http://www.goduke.com/ViewArticle.dbml?&DB_OEM_ID=4200&ATCLID=204908662

3.13.2010

癒し系M男くん

明日まで、大学は一週間の春休み。心の余裕を活かし、ブログ快進撃中です。
(ふだんは息をするのも暇がないぐらいなので、月曜日以降、しばらく雲隠れすることになるかと思われます・・)

カルシウム対策で、いりこ・かつお・昆布にごまと胡桃を合えた佃煮を作ってみました。
薄味にしたのがきいて、沢山食べられ、おいしい!です。くせになりそう。。
(カメラの電池切れで、写真で自慢できないのがざんねん)

作ってみて気が付いたのですが、佃煮の原料はだしのもとの残りなんですね。
味が抜けているので、濃い味に仕立てるのもうなづけます。
これまで勿体無いながら二番だしのあとに捨てていたかつおに昆布(にいりこ)も、これで見事に昇天できます。
リサイクルで新たな美味しさを作り出したわれわれのご先祖さまは、やっぱり天才ですね。

さて、日当たりのいいアパートの2階にあるフラットの我が家では、3人でのシェア生活をしています。
就職や引越しで半年単位でメンバーが入れ替わる中、最古参が私です(2年目)。
最近の新入りメンバーは、2月に来た、Duke院生のM男くん(
Chinese)
K津市出身の彼は、いまどき、こんな純朴な青年が、この惑星でまだ生き残っていたかというぐらいの、すれていなさです。
Chinaは国が広いだけあり、本当にキャラがさまざまですよ。

彼はお人よし&いい人を絵に描いたタイプで、普段からモンキチョウが頭の周りを飛んでいるような穏やかさ。英語もたどたどしく、私よりX歳も若いためか色々とよく気も使ってくれます。(フラットの主として怖れられている気もしなくもない)
イライラする事があれば、M男君に話すと、なんとなく落ち着くという調子で(ええ迷惑やなー)、普段からかなり、存在に癒されております。

さてそんなM男君、春休みなのにヒマヒマしている様子。
ギターでかわいらしい恋の歌(と想像される)を中国語でつまびいたりしています。
そこで私もやっぱり何も聞かないのもなんなので、

私: んーM男、あれよ、最近どうなの、いい子とか見つかった?
M男: はい?
私: クラスとかにいいなって思う子はいるのかな?
M男: ・・・なんでそんな事聞くの・・・?(怪訝)
私: (単なる好奇心とも言えず) いやそれは、おまへもDukeに来てもう3ヶ月、そろそろいい子の一人も見つかったころかと、
姉さん思ってね。
M男: (そこはかとなく遠くを見据え、目をやや輝かせながら)そうねー、うん。クラスにラブリーな女の子が一人、いるねー。
私: おおっ。いいじゃないの。 それで?
M男: それでって?
私: だから、それで?
M男: それでもなにもないよ。
私: いや・・(なにもないって・・・)そのほら、デートに誘ったりとか、したらどーなの。
M男: そういうのは好きじゃないの。(きっぱり)
私: へ?
M男: そういうあからさまに表現するのは好きじゃないの。
私: あからさまって・・(想像以上の純朴さに、笑いをこらえつつ)いや、でも表現しないことには、何も始まらんと・・・
M男: ゆっくり関係を作って行きたいの。
私: ほんなことゆうたかて、始めるもんを始めんことには、始まるもんも始まらんやないけ!
M男: クラスの後に話したりはしてるよ。
私: じゃ宿題一緒にやろうとか、そういう何か言い訳をつけてさ。
M男: でもスクールが違うし(スクール横断の授業だから)。
私: (関係ねー!)じゃほら、今度友達とご飯食べるとか出かけるから、一緒に来たら、とかそういう言い訳をつけてさぁ。
M男: ああー それは、確かに、いい考えかもねー。
私: (今まで考えたこともないんかい!さらに笑いをこらえつつ真摯な表情で)そうそう急に二人きりの場に誘うとあれだから、まずはきっかけね。とにかくクラスの外に連れ出さないとねっ
M男: 向こうも話したそうな感じだし
私: !!!!いけーM男!!!!!
M男: でもゆっくりと、関係を作って行きたいんだよね、僕は。
私: (ゆっくりって・・・もう出会ってから2ヶ月以上経っとる!) ふーんゆっくりはいいけど、んな事してる間に、他の男に取られるかもしれないわよっ、トロトロしていると!
M男: はい。そですね。貴重なアドバイスを頂きました。で、そういってるそっちはどーなの(春休みなのにヒマヒマしてるみたいだけど)?(反撃)
私: うぐっ急に眠気が

キャンパスの梅が気が付くと全開です。桜と違い、梅は一挙に開花するのですね。
もう春がすぐそこです。



3.12.2010

カルシウム考。

今期、Forest ecosystemというクラスを取っております。
土壌中の栄養素バランスがこうなると木がこう成長して、、P、N、Ca、Mg、あれが過ぎてもこれが足りねば育たずバランスが大事でなんたらかんたら、というような事を聞いていてふと、私自身の栄養バランスどうなってるんだけ、という事が気になりだしました。

こちらの食事は、カロリーは高いけれど、いかにもミネラルや酵素やが少なそうなメニューが多いです。外食すると添加物も気になるところ。それもあって最近、個人的に伝統食へ戻れキャンペーンを張って和食の自炊に励んでおりました。















本日のお汁粉:白玉からあんこまで全部手作りしましたっ。

何しろ伝統的な日本食は発酵食品が多くコレステロールも低く、繊維質もミネラルバランスもとてもよいし抗酸化食品も多いし、世界中から大注目です。日本食から見る栄養学は、西洋の栄養学が正直及びもつかないバランスのよさと知恵の深さです。

しかーし 気になるのが厚生省も力を入れてきた、日本人のカルシウム不足。
女性的には気になるところです。
牛乳宣伝戦略、という説もありますが、果たして食事だけで賄えているかというと、いないという統計があります。
こないだも大学の検診で、牛乳飲みなさいと女医さんに薦められました。

でも牛乳飲むとおなかごろごろするし・・伝統的な食材じゃないものを取りすぎるのは、どうも気が向きません。乳製品に対する消化酵素が今一対応していない気がします・・・ 小学校5・6年生の時、給食の冷たい牛乳飲んだ直後におトイレにダッシュせねばならなかった同級生I君という子がいました。彼がトイレに走るにつけ、トイレのI君とあざけっていた、悪魔時代の自分の記憶がちらつきます。牛乳だけは絶対残してはならず、の鉄則のあった小学校の給食。冬の冷え切った牛乳の雪よりも白い?白さは、彼にとっては恐怖のカラーであったに違いありません・・なんまいだ。

牛乳なんて存在しなかった時代の農家のおばあちゃんが、あぜ道でよく骨折していたとはあまり聞いたことのない話です。食材や調理方法や食べ合わせや生活習慣やら何やら、昔と今での変化が響いているのでしょう。

そこで改めてカルシウム摂取につき、調べてみました。


日本人は最低600mg取ること。
リン酸塩が吸収を阻害するので加工食品に注意。
シュウ酸の少ない小松菜やモロヘイヤがおすすめ。
ビタミンDが吸収をサポート。
マグネシウムと亜鉛の同時摂取が大事。
ううー全部気にしていたら、気が気でならーん・・
サプリメントに頼るべきなのかしら・・

カルシウムと言えば牛乳ぎゅーにゅーと言うのが基本的ですが、牛乳摂取による発ガンリスクも最近話題で、飲みすぎも心配です。

しかしながら某サイトの食品チャートによると、g中の含有量ががぜん多い食品は、乳製品以外は、大量摂取に無理がある食品も多いです。うーん。(小松菜などの他にも、ごま・大根の葉・つるむらさき、ひじき、高野豆腐、どじょう、干しえび、小魚、しいたけにえんどうにあゆに、、など)。


とは言えこのあたりの食品、伝統的には適度に組み合わせて食べられていたもので、しかも現代日本食ではあまり使われないジャンルの食材に属しているように思われます。(アメリカでは入手は相当難しい・・・)
ひとまず、おやつは無添加えびせんべいか?ふりかけは小魚系重視か?

食べ合わせ自体で最適バランスを取っていた、昔ながらのメニューについて、も少しきちんと、考えてみたいなと思います。
食材の組み合わせと食べ合わせ、それこそ”家庭科”の時間で教えるべき事ですが、習いませんでした。。今の教育では、食育の時間に教えられているのでしょうか。















食料だなにありあまる、未使用カルシウム食材。使いづらいよー・・

3.08.2010

ファッション考

Cover letterを書くのに疲れ、Blogへ逃避さしていただきます。

インターンやお仕事を探す時期、Cover letter、日本でいうと自己アピール文書、この、履歴書にプラスの説得材料を書いて書いてかきまくる、という事になります。
ネイティブでも割と苦戦する様子の、この作業。

外国語でそんな芸当ができるかい!と思いながら、毎日1枚ぐらい書いています。

日本にいた際、日本語と日本文化に苦労する外国人プロフェッショナルを見ながら、言語の壁を乗り越えながら、えらい、私も海外ではがんばろうと思ったものですが・・
日本でいう欧米系外国人はそれだけで優遇されてますもんねー。日本語しゃべらないで通す人も結構いるし。アメリカで英語ノンネイティブの我々のような立場は、日本の出稼ぎ移民のポジショニングに近いですねぇ。。と最近思ってました。

がんばるぞー、がんばるぞーと歯を食いしばっていたところ、友人のSingaporeanに
”紛争中の国じゃあるまいし、仕事なかったら絶対国に帰れないとかってこと、ないじゃん。
日本そんな悪くないじゃん。そんな悲壮感漂わせなくてもいーじゃん。”
と客観的なコメントをいただきました。

はー、国際比較してみると、そういやーそうだなー。残ると死ぬ・食いっぱぐれる、という選択肢で国を出る人もいるわけで、移民のポジショニング、などとは、苦労をわかっていない不適切発言でございました。

さて、ライトな国際比較話題の方が筆が進むため、今日はアメリカでの女性のおしゃれについて。

一般的に、アメリカ人はおしゃれでない、という評判があるかと思います。
若者は普段はTシャツとジーパン、パーカーばっかりで、パーティーの時しかドレスアップしないと。中学一年生の英語の教科書に最初に出てきたBob(American)もTシャツにジーンズでした。

バリエーションはあるものの、基本そのとおりです。

普段おしゃれ・メイクの気合の入れ具合については、日本人と比べると華厳の滝の上と下ぐらいの落差があります。
私の居住地半径2km範囲内の統計上(20代学生のみ)、髪にジェルとかワックスを付けてセットアップしているアメリカ人男(20代)は、100人に一人いるかいないか。髪を染めているとかパーマかけている男女は、200人に一人いるかいないか(白髪染めは盛ん)。ファンデーションも200人に一人いるかいないか。肌色ストッキング女性はほぼ存在せず。

日本だと学生が一番おしゃれに時間をかけているでしょうから、正反対です。
日本人はみんな黒髪黒い目黄色い肌なので、自然派パーマとか色々、細かいところで差別化せざるを得ない、というか差別化する事が可能、です。
なおアジア人、間違ってもアメリカで髪を金髪などに染めてはいけません。パンクロッカーの誇り。と捕らえられるでしょう。Prostituteと受け取られてしまう可能性も、大です。
でも結局、こっちでみんなが見ているのは、顔より中身(頭と性格とボディー)ですかねー。

さてパーティーになると恐るべき豹変を遂げる彼女たち。日本人が持ってないようなドレス持ってます。
顔が立体的だから、メイク効果が大変高いですし、胸開きドレスは、ぼっきゅっぼんの西洋人体型のみに許された特権、という事もよくわかります。
もとの目・肌・髪の色が特徴的であるほど、より特徴的な色の組み合わせが持てるので、そういう人はよけい、得をしてるような気がします。

かといって、日本人はやっぱり舞妓姿で。というわけにもいかないので、困っちゃいます。
日本のおしゃれ。と思い持ち込んだ着物は、理解されない事が容易に想定され、ハロウィーンでしか活躍しませんでした・・・・
(ロココ時代のくじらの骨か何かの入ったドレスを着てパーティーに行くイメージ。)
インドのサリー、チャイナドレスは、機能性・機動性が高くてドレス風のデザインなのでありですが。

ますます話はどこかにそれていきますが、民族的伝統・伝統衣装について、時々考える事があります。
日本では、趣味で着ると言うことがあり、の各国の民族衣装は、国を越えると趣味ではなく、”理由あっての格好”という事になります。

最近西洋化された国から来た友人が、伝統衣装は、絶対着ない。と言い張ってました。”骨董品””古い””ださい””ありえん”という、顕著な若者価値観がある様子。ちょっとデザインに取り入れてみる、何てこともないですねー。えーと、日本もそういう時代があったのでしょうか??1980年代あたりでしょうかね。
Material flowから見て、伝統的な生活様式とSustainabilityの関連性は基本、高いので(地場消費・ローカル素材活用等)、世界中の若い層が西洋化に向かって猛突進する一方、地域に残されたSustainabilityへのヒントは見落とされていく事になります。

こうすると、日本において、古いものを見直す習慣が、相当若者層に浸透している様は、世界でもずば抜けている、と思います。伝統に縛られず、遊び心を持って接する事ができているのも、いいですよね。
伝統文化の衰退が叫ばれていますが、”ほかの国に比べたらまだまし”である事を、嬉しく思いたい所です。
とはいえ、アメリカで着物を着る勇気は、ないです。。あるとすればNYの街で着崩してみるぐらいでしょう。私のいる街でやったら、道行くおっちゃんに、”おーGeisya geisyaネー”と言われる事、請け合いです。

3.06.2010

5ヶ月ぶりの投稿です。。

忙しさにかまけ、ブログをおこたること5ヶ月。
さすがに何とかせぃというお声を複数頂き、春休みの始まった今日、
久々に近況報告です。

*オバマも演説で景気への影響を触れた、大寒波。がNCをも襲い、
(おおげさですが)、久しぶりでおおはしゃぎした雪も珍しくなくなりました。
空恐ろしい電気代の請求書に震える1・2月でした。
先月からセントラルヒーティングを切り、小さいヒーターでしのいでます・・

Environment専攻として、ここで一言。寒波=地球温暖化に一息、では
ございませんので、ご注意を・・・そもそも地球温暖化という、誰かが名付けた
名称自体が、大誤解のもとなのです。気候変動、が正しい名称です。。

















力作:日本風ゆきだるま。
アメリカ風といいますと、3段がさねになります。(わかるかな?西洋人なので2頭身でないのです。)

*一大不況のさなか、9月の卒業を控えてその後の進路を考える時期に
なりました。
失業率10%でも私がほしいというような、スーパーニッチを探しています。

分野と戦略によっては不況時でも起業の方がチャンスが活かせるかも・・
とも思います。アメリカではコネとネットワークがまだまだ足りませんが、

起業を考えるという事は、仕事を探す事とはかなり異なるマインドセット
で、実現できるできないはさておき(?)、クリエイティビティを活用できるとても
いい時間なので、あれやこれやと頭を巡らせています。Environmentの分野は、
問題解決自体が文理をまたがり、(哲学や文化までも含めた)幅広い視点と
クリエイティビティを必要とするので、起業のマインドセットにも近く、
政策に携わる人も、基本的に起業家精神が必要だと思います。
Eco-entreprenuerも、とっても魅力的な分野です。
このへんの境目に目をつけている友人も、なかなか面白い人が多いと思います。

去年の11月頃ですが、Duke内での環境事業での学生起業家コンテストを聴きに行きました。
ジャッジとオーディエンスの投票で勝者が選ばれる式のコンテストです。
ああ、この人は成功するな、と大多数の
オーディエンスが投票をした学生は、
一番地味ですが一番論理性のあるプレゼンをした人でした。
着実に試行を重ね、
データを集め、マーケットニーズを掴み、地道に成果を挙げている人でした。

私も彼に投票をしたので、アメリカでの起業へのバイアスが修正されたというか、
派手なパフォーマンスと目新しい奇抜な発想よりも、本質が評価される
という例を見て、何か嬉しい思いでした。
まぁ、9割はそういったパフォーマーだったのですが。

*2年目にして、だしをとっています。
粉だしからついに、脱出しました。
Quality of life。

では、また。