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忙しさにかまけ、ブログをおこたること5ヶ月。
さすがに何とかせぃというお声を複数頂き、春休みの始まった今日、
久々に近況報告です。
*オバマも演説で景気への影響を触れた、大寒波。がNCをも襲い、
(おおげさですが)、久しぶりでおおはしゃぎした雪も珍しくなくなりました。
空恐ろしい電気代の請求書に震える1・2月でした。
先月からセントラルヒーティングを切り、小さいヒーターでしのいでます・・
Environment専攻として、ここで一言。寒波=地球温暖化に一息、では
ございませんので、ご注意を・・・そもそも地球温暖化という、誰かが名付けた
名称自体が、大誤解のもとなのです。気候変動、が正しい名称です。。

力作:日本風ゆきだるま。
アメリカ風といいますと、3段がさねになります。(わかるかな?西洋人なので2頭身でないのです。)
*一大不況のさなか、9月の卒業を控えてその後の進路を考える時期に
なりました。
失業率10%でも私がほしいというような、スーパーニッチを探しています。
分野と戦略によっては不況時でも起業の方がチャンスが活かせるかも・・
とも思います。アメリカではコネとネットワークがまだまだ足りませんが、
起業を考えるという事は、仕事を探す事とはかなり異なるマインドセット
で、実現できるできないはさておき(?)、クリエイティビティを活用できるとても
いい時間なので、あれやこれやと頭を巡らせています。Environmentの分野は、
問題解決自体が文理をまたがり、(哲学や文化までも含めた)幅広い視点と
クリエイティビティを必要とするので、起業のマインドセットにも近く、
政策に携わる人も、基本的に起業家精神が必要だと思います。
Eco-entreprenuerも、とっても魅力的な分野です。
このへんの境目に目をつけている友人も、なかなか面白い人が多いと思います。
去年の11月頃ですが、Duke内での環境事業での学生起業家コンテストを聴きに行きました。
ジャッジとオーディエンスの投票で勝者が選ばれる式のコンテストです。
ああ、この人は成功するな、と大多数のオーディエンスが投票をした学生は、
一番地味ですが一番論理性のあるプレゼンをした人でした。着実に試行を重ね、
データを集め、マーケットニーズを掴み、地道に成果を挙げている人でした。私も彼に投票をしたので、アメリカでの起業へのバイアスが修正されたというか、
派手なパフォーマンスと目新しい奇抜な発想よりも、本質が評価される
という例を見て、何か嬉しい思いでした。
まぁ、9割はそういったパフォーマーだったのですが。
*2年目にして、だしをとっています。
粉だしからついに、脱出しました。
Quality of life。
では、また。
こんにちは。
永遠のテーマに思われるお題目、幸せと比較につきまして。
人生の幸せにおいて、比較という物差しを完全に捨て去る事は可能でしょうか、すべきなのでしょうか。
そもそもどうして、人は幸せ になりたいのでしょうか。。
もっとたくさん、という時代から(先進国では全体的に。)
量から質への転換しつつある私たちの社会ですが、
より”良い”質を求める点において、現状改善型であります。
社会の根本が、富の再生産 という”もっと”に基づいているので、当然なのですが、
人間、ほどほど、いい加減 という尺度で漂っているのが幸せなんでは、という意見があります。
では、ほどほどに満たなかったら、人は不幸になるのでしょうか。
自分の幸せがわからない時は、不幸な境遇の人と比べてみたら、
恵まれている事がわかる。というのは、説得力のある現状肯定型主張ですが、
これも比較ベースですね。
次に、ただ今そこに在る事を肯定せよ、与えられた命をありがたく受け止めよう、という
宗教的な考え方があります。生きている事自体がこのうえない幸福だと。
幸せは個人の絶対的な感覚であると。
これもやっぱり有と無の間の比較から、幸せを引っ張り出してきている事になります。
そうすると、幸せという観念自体が、比較の裏返しという事なのでしょうか。
幸せになるというのは、自分の人生を肯定する というような事ですよね。
あるいは自分の周り、生きている世界についても。
肯定しないと、幸せにならないと、希望がないと。
という、こだわり、執着みたいなのは、どこから出てくるのでしょうか。。
肯定も否定もなく、有と無の境界線がない時点まで解脱するといったらば、
高校時代に習(わされ)た般若心経ではありませんか・・
(んー 本当に仏教とキリスト教って、根本的に違うなぁー)
先ほどのBlogを書いているさなかに起こった事で、
感情的に書いてしまうだろうから、迷いましたが、やっぱり書くことにしました・・
学校のカフェで、背中に置いていたジャケット(結構いいやつ)が、
先ほどPCの画面に集中している間に盗まれました。前回のかばんまるごと
盗難事件に続き、構内でものを取られたのは、これで二度目です。
どちらも状況からして、犯人は学生というより外部の人間の可能性が高いです。
(Dukeは犯罪度の高い地域と隣接しており、学生は常に狙われている。)
Broke-inに遭うよりましだと思うべきですが、
重宝していたものが無くなると、本当に不便だし悲しいです。
(前回は日本の免許証を盗られたので
アメリカで車を運転できないという状況は本当に不便!)
しかも、本当に食うに困って盗っているという感じでない
所が悲しいのです(それなら理解可能。)。
それで、日本のいいところは、社会から強制されているとはいえ、
階層限らないモラルとか道徳観かなぁと思いました。
嘘をついてはいけないとか、ものを盗ってはいけないとかが、貧乏金持ちに限らず
個人の品性とリンクしているところ。貧しいからって騙したり盗むのは徳が下がる。
みたいな感覚。そういう意味では、日本に限らないな。。
ともかくアメリカ人の社会参加をほめていた時に、アメリカのゆがみを
経験してしまいました・・うーむこうして考えると、アメリカの人種問題は、
(人種問題に還元するのは怒られそうですが、正直この地域では本当に犯罪と
人種がリンクしてしまっております)まだ私には把握しきれません。。。
かなりのアメリカ人に聞いた所では、私達差別されてきたから優遇されて当然盗って当然、
というのがあり、人種間の隔絶は本当に大きく、彼らに言わせても、当面の解決策見出せず・・
(よって隔離にいたる)という事です・・難しいですねぇ、社会って。
Blogを書き怠ること3ヶ月・・ここDurhamは秋の気配に包まれ、
Panamaでの日々が夢のように感じられます。
8月後半から秋学期が始まりました。今期は公共政策中心に
授業を取っています。(計量経済、公共財政、環境法)
日本では政権交代で色々と画期的な政策が実現の方向にあるようで、
ひとまず自民党政権の政策を形成していたステークホルダーの偏りが
各分野において調整されるのは好ましいことです。
ここ米国でも、日本の政権交代はそれなりに注目されていますよー。
(特に気候変動政策など、国際社会に与える影響において)
現実的な課題は色々あるにしても、ひとまず変化自体を前向きに捉えたいものですねー。
基本的に民主主義派の私としては、
若い人の政治や政策への関心を高めるようなムーブメントには
ぜひ参加したいなと思います。(教育への織り込みやNPO活動など・・)
アメリカ人は、もちろん全員が政治活動家ではないですが、
日常の事(学校の自治会やら何やら)から始まって、
公ごとへの参加・イニシアティブは特別でも何でもないです。
(日本だと、自治会ひとつ取っても、何かと出る杭打たれるですからねー)
しかーし、日本が公の事はお上が決めるという、平民意識から
脱出するのは、相当時間がかかるのでしょう。。
儒教の歴史が長い地域だけあって、もう、幼稚園小学校の頃から、考えず上に従う
という風に育てられていますからねー。
興味深い事に、他の東アジアの留学生を観察すると、日本人に酷似するのが
授業や学校等への態度(わかんなくても全く質問しない、発言しない。)。
教授や大学と一緒に授業や環境を形作るようなアメリカ人学生の感覚とは正反対ですよー。
文化の奥の深さを感じます。。。
政治に携わる事がかっこ悪い、めんどくさい、さらに言うと会話のタブー という
世界的に謎すぎる日本人の感覚も、儒教だとかに根ざしているのでしょうか・・
見本になる市民社会を形作るのは、”先進国”としての世界への義務だと思うんですけどねー。。
経済だけ先進では、国として評価されないですもんねー。。
ともかく、民主主義が機能する未来に向けては、スタート地点は
本当に足元からなんだろうな・・という事で、色々オプションを探してみたいなと思います。
首都パナマシティに住んで3週間。週末は毎週海と、いい生活を送らせていただいておりますが。これだけはいいたい、書かせていただきたい。パナマ市の車社会は本当ーにひどいんです。都市交通政策など、存在しないと思われます。車(の騒音と排気ガス)嫌いの私には、とても辛い環境なんです。。。うぅ。これがために、パナマでの生活のストレスが10倍増なのです。。どのようにかというと、例えば6車線の道に信号がないため、炎天下15分ほど、ディーゼルの煙を吸いながら猛進する車が途切れるのを待つという事態が起こってしまいます。一瞬の隙を見逃さず、すかさず横切る強い決断力が必要ですが、0.5秒の判断を誤るとさらに5分10分と時が過ぎ・・10分で済む所、30分かけて行く羽目になるのです。・公共交通がない。・歩道橋がない。あっても自転車は登れない。・歩道がぼろぼろ。・自転車道がもちろんない。(いまだに私以外一人も自転車に乗っている人を見ない)・信号がほとんどない。・歩行者横断用の白いしましまがない。その前に人が20人立っていても誰もとまらない。・車の量が異常に多い。・殺人的運転。全員がカーチェイスをしているようです。角にさしあたるとなぜかスピードアップ。自転車で角を曲がる際は命がけであります。・ディーゼルで空気がひどい。・クラクションがすさまじい。(注意喚起のぴっぴーでなく、各人ぶーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと鳴らしながら走行。)・毎日4時間ほどのひどい渋滞が7-9時、4-6時と発生。渋滞ストレスで運転はますます荒くなるばかり。・各車、道路の真ん中に駐車。よって3車線は一車線となる。こんなにも家の外の環境がひどいと、この都市には住みたくないと思ってしまいます。歩行者横断道路で停まる日本のドライバー、常に道を譲るアメリカのドライバーなどは、もはや神です・・なお田舎に行くと、巨大クレーターだらけの道に結構出くわします。トラックが走行中に破壊した穴との事。穴を避けて紆余曲折しながらのろのろと走る車の列は、障害物競走状態で、遠めにかなり笑えます。5倍ほど時間がかかってしまうわけですが・・ それでもまだ、道路におけるマイノリティ人権が存在しないパナマシティよりは、ましです・・田舎でのリサーチ開始を心待ちにするのみ。今日はクラゲアレルギーのかゆみもあり(?)、ストレス気味のため少し、ぐちらせて頂きました。次回は前向きにブログしたいと思います。
パナマでのサマーリサーチが始まります~。昨日は初日にしてビーチを満喫してしまいました。(日曜日なので。)2日目の今日はホストのTNC Panamaとミーティングをして参りました。希少価値の高い熱帯林を保護すると同時に、現地の持続的発展を支える代替事業が社会経済的に成り立つかどうかというようなリサーチです。楽しみです!雨季真っ只中のPanamaの気候は、今の所そう悪くはありません。曇りがちで直射日光が避けやすいですし、雨も大して強烈でもありません。暑さはDurhamの真夏と全く変わらず・・ Fieldworkには泣ける気候ですが、普段の生活はむしろDryseasonより負担が低いように思います。強烈な蚊の攻撃だけは、泣けます。蒸し暑いのでなるべく素肌を出したいものの、一匹だけでも、刺されるとアレルギー反応で痛かゆくて寝られないぐらい、腫れます。(;_;)うっうっルームメイトのCarlaがハイセンスな生活観の持ち主なのも、ここでの生活に大きな楽しみを加えてくれています。都会暮らしながら、アーティストの彼女のアパートはアンティーク家具とアートに囲まれ、食器もアンティークだし(ちゃんと本物シルバーのカトラリーを使っているし!)、かといって高価ぶったものは一切存在せず、草食中心の食生活にレンジもテレビも存在せずと、大変わたくしとしては心地よい場所です。成長甚だしいパナマの都会人にして、古き良きものを慈しめる珍しい人のひとりです。Calraはすごく小さくて全くの美人で大層性格がよく、存在自体がプチフランス菓子みたいな可愛さで、一体どこからできたんだと聞きたいぐらいです。(+_+) (もちろん母のお腹から・・)彼女といると、パナマを少し違う視点から見られるように思います。明日からリサーチの方も色々と動き出します・・3ヶ月張り付きなので、日本に帰る事ができません。その分、よい夏にしたいと思います。