4.01.2010

本日のApril foolあれこれ

えーはい。
年に一度の楽しい日がやってまいりました。

しょっぱなからふつうにDuke学生新聞に5分間も騙されてしまった(トップ記事:Duke倒産、企業に身売り、会計計算の桁違いミスで債務が予想の10倍に。)私としては、なんとしてもリベンジ?をと思い、時に自分の笑いセンスのまずさにも直面しつつ(キーマカレーさん、ごめんなさいっ)、色々、がんばらせて(?)いただきました・・
















今日のお夕食:そば・豆腐田楽・たけのこのうま煮。

ケース1:コンピューターラボであったP君(すぺいん出身)との会話
P:アキコ元気?
私:うーんいまいち。
P:どうしたのー
私:に○し○している気がする。
P:まじで。それまじで。
私:うん、ああ今も気持ち悪いよー
P:どうすんのよ、これから?
私:わかんない・・(遠くを見つめ)
P:相手は誰なのよ。
私:わかんない・・(PC画面を見つめ)
P:そう・・大変そうだね。がんばってね・・・(ラボを去ろうとする)
私:待て!エイプリルフールだって!
P:何それ?
私:だからエイプリルのフール。F,O,O,L。
P:エイプリルフールってなあに?
知らないそのことば。
私:おいっどんな騙し返しやねん、それは!(ヨーロッパには存在しないって事ないよね?!)
P:騙してないよーほんとに何そのエイプリルフール言うのは?
私:だ、だからFoolだってば・・・
P:とにかくがんばってね将来のお母さん!(ラボを去る)

私はPにだまされたのでしょうか・・・

ケース2:ルームメイトM男・J男

今日の朝、ルームメイトJ男の部屋に以前に住んでいたS子さんに前受金を返還するため、大家からの部屋監査(S子さんが部屋を破壊したかどうかのチェック)が入りました。
J男の部屋のベッドが壁に沿っていて動かせないため、ベッドの裏側の壁に傷などがあったら、あとで代金請求することになるかも、と大家。J男は、(別に何にも問題ないでしょ)との事で、ベッドを動かしませんでした。

夕方。
私:ただいまー。
J男:ハロー
私:あ、J男、でかけてただろうから知らないだろうけど、今日もう一度大家が部屋に戻ってきて、部屋に問題があるからJ男に10万払えって言ってた。
J男:はぁ?(絶叫、目、まん丸)
私:(やばい、本気に取ってしまった・・J男のどんぐりよりも丸い目と気迫にひるみつつ、)あの、朝動かさなかったベッドの後ろのとこに、穴開いてるらしいよ。
J男:(ダッシュで自分の部屋に走りこむ)
(私とM男、後に続く。J男、ベッドをぐわーっと動かしてつくづく壁を見ている。M男がことに気づいて吹き出す。)
J男:(振り返り)エイプリルフーーーーーーーール?!
私:エイプリルフーーーーーーーール!!!
J男:失神(のふり)

でその後M男と、いかにアメリカのメジャー新聞がフールをナイスに行っているか、中国のメディアがアメリカのフール記事を信じて中国版記事に載せてしまって、しばらくしてから気づいた事がある、などという話を一通りしたのち、

私:そういえば、今日の学生新聞読んだ?そうとう興味深いよね、トップ記事が。
M男:何書いてあったの?読んでないよ。
私:うーん、話すより実際明日学校に行って読むほうがいいと思うな。説明しにくいんだよー(くふっ)
M男:なになになにー教えて。
私:えっとー。
Dukeが倒産したんだって。
M男:沈黙
私:そんで企業に売られるらしいよ、コーポレーションに
M男:沈黙
私:(さっき新聞がフールするって話したばっかりやん!もうだまされてるよこの子は!笑いをこらえる)
M男:・・・・・・・Dukeが倒産するっていう記事の、何が面白いって言うのさ?
私:もうひっかかったーーーーー!

Go! Bluedevils 3

はいー。

先週日曜のヒューストンでの試合、Dukeまた勝ってしまいました・・えへっ
(これで全米No.4の間違いでした) 勝ち続ける限り、BlogはBasketBallの話が続くかと思われます。

前回の試合と違い、今回は相手のレベルが高かったため、メンバーが若干萎縮気味で、攻撃的な相手チームがファウルを続出したために、勝ち点を稼いだという形です。
(途中で相手がDukeの選手に喧嘩を売ってきたため、ファウルでシュートを稼いだとか、、そういうオチはDukeはまずないですので、得かも。)

やはりほかのチームには、ディフェンスをごぼう抜きにしてしまう超天才型プレイヤーがいるので、基本チーム力で勝負のDukeでも止められないシーンが続出し、最後の方まではらはらでした。そんな中でも、3人いるトッププレイヤーは、普段の実力をかなり発揮しており、肝心要の勝負では経験が効いてくるもんだなぁと、思わされました。
昔の試合ですが、スゴイと思ったプレイ。今は何でもYoutube。
http://www.youtube.com/watch?v=yEG2qmMvIGE

最近になって知りましたが、バスケの試合で勝つと(負けても?)、ゴールネット貰って帰るんですね。甲子園の土取るより、替えが利きやすいからPracticalかも。

3.27.2010

Go bluedevlis! 2

また内輪ネタですが・・ Dukeの男子basketballがすばらしいPlayで全米No.4まで行きました~!
(アメリカのバスケでNo.4はすごいんですっ。)
日曜には準決勝戦・・自分の卒業年2010に見事栄冠を飾って欲しいと勝手に願っております。
プロ野球で盛り上がるお父さん方の気持ちが少しわかるような気がしますヨ。

普通ならランクが上がった試合だとより萎縮する所、今日のNo.8の試合では、注目株の選手達がかつてないようなすごいシュートを連発しました。舞台が大きくなるとより気合が入り、それに伴い実力が形となって発揮できるというのは、精神力と実力と両方が必要。。いやー見習いたい。

3.21.2010

Go,Blue devils!

知る人ぞ知る、Duke大は男子Basketballが大変強いことで有名です。
アメリカのcollege basketballはUndergradの中で狂気じみた人気がありますが、特にDukeの学生は熱狂的なサポートで有名です。
大学のトレードカラーのブルーのペインティングを全身に塗ったくり、伝統の応援ソング、振り付け、その他で敵を圧倒いたします(敵のシュートの際にはゴール側の学生たちがぐるぐる模様の傘をシューターに向けてぐるぐる回すなどは、基本)。

試合があれば、勉強そっちのけでCamp out(スタジアム前に泊り込み)を強行する彼ら。構内にあるスタジアム前はお酒臭い・泥で汚れたテントが立ち並び、週末は上半身裸の男子どもが酒ビンをもって彷徨している始末・・・野外ロックフェス会場と見まごうばかりの光景です。(Basketballをかなり言い訳にしている。)
とはいえ、勉強の方はUndergradは全米でも10本指のランクに入っており、よくぞ遊びとのバランスを取るなあと、感心します。

さてUndergradほどではないものの、Graduate studentsもgameは優先事項の一つ。今年のDukeは例年になく調子がよく、隣町Chapell hillに座する宿敵University of North Carolina(Michal Jordan出身校!)を大破し、とうとう全米トーナメントにこぎつけました。
スポーツ観戦にさほど興味のない私もさすがに重い腰を上げて?Couchの上で応援に励んでおりますうちに、とってもDuke Bluedevils(チーム名)のファンになってしまいました。
Dukeチームの面白いと個人的に思う所は、

1.いわゆるバスケ選手ばかりでない。
がちがちマッチョ、あるいは小さいけどバネのよう、といった典型的なバスケ選手タイプばかりではないのです。実際一番のシューター(Scheyer)は見た目ひょろーとしていて、あれーこれバスケ選手?という感じですが、3ポイントシュートはまさに芸術的です。

2.基礎に正しく、チームプレーが素晴らしい。
Dukeチームは個人の能力は大変高いのですが、ブラジルサッカーチームのように天才型個人プレイヤーの集団ではないと思われます。基礎的なテクニックを確実に抑えた上で個人の役割を全員が正しく認識し、スマートなチームプレイをします。


”俺俺”と天才プレイヤーがゴールに走るプレイ、力技筋肉プレイ、あるいはテクニックに走るプレイが割と他のチームに目に 付く中(それはそれですごいのです)、Dukeの動きはど派手さはそうはないものの、無駄が少なくスムーズで”きれい”です。例えていうと茶道のような・・?チーム練習を重ねに重ねた結果を見せているのがよくわかるのが、メンバーの動きを視野に入れたパス回しがすばらしい所、ゴール下に入っていくプロセスが確実なところ、メンバーのこぼれ玉への反応が的確なところなど。チーム がチームである事の意味を教えてくれるようなプレイです。
DukeはコーチKと呼ばれる、もう30年ほどDukeでチームを鍛えてきた有名なコーチがおり、その教育効果も大きいのでしょうか。スポーツは全般的に、テクニックの高度化や極端、新規性に走る傾向があると思うのですが、やるべき下積みをきっちりやっているだろうチームが、こうして勝っていく様子は清清しいと、私は感じます。

ゴール際になると滑り込んできて、こぼれ玉を確実に拾ってくれる、昔の漫画で言うとゴリラ君のようなガタイの選手(Zoubek) がいます。派手なプレイにはあまり関知せず、しかし危ないときに出てきてペコンとゴールにダンクを入れてくれる、その実直さには、泣けます(確実にゴー ル下のポジションに位置するのは中々大変なはず)。アメリカでは、個人プレー的な場面が生活全般で多いだけに、このように美しいチーム連携を目にしますと、色々と、考えさせられるsものがあります。
そういえばサッカーも、アメリカは意外にチームプレーの良さで有名だったかと思いますが・・ アメリカのチームプレイについて、もっと知りたいなと思います。

そして今日、やりました、Californiaを負かし、ついにSouth leagueのトップ対戦の座を獲得。GoDuke, Go! これを読んでちょっと試合が見てみたくなった方は、WebにもUploadされていると思いますので、ぜひぜひチェックして見て下さいね。
大学スポーツは、日本の高校野球と同じく、真剣さがプロとは違う意味で素晴らしいです。
http://www.goduke.com/ViewArticle.dbml?&DB_OEM_ID=4200&ATCLID=204908662

3.13.2010

癒し系M男くん

明日まで、大学は一週間の春休み。心の余裕を活かし、ブログ快進撃中です。
(ふだんは息をするのも暇がないぐらいなので、月曜日以降、しばらく雲隠れすることになるかと思われます・・)

カルシウム対策で、いりこ・かつお・昆布にごまと胡桃を合えた佃煮を作ってみました。
薄味にしたのがきいて、沢山食べられ、おいしい!です。くせになりそう。。
(カメラの電池切れで、写真で自慢できないのがざんねん)

作ってみて気が付いたのですが、佃煮の原料はだしのもとの残りなんですね。
味が抜けているので、濃い味に仕立てるのもうなづけます。
これまで勿体無いながら二番だしのあとに捨てていたかつおに昆布(にいりこ)も、これで見事に昇天できます。
リサイクルで新たな美味しさを作り出したわれわれのご先祖さまは、やっぱり天才ですね。

さて、日当たりのいいアパートの2階にあるフラットの我が家では、3人でのシェア生活をしています。
就職や引越しで半年単位でメンバーが入れ替わる中、最古参が私です(2年目)。
最近の新入りメンバーは、2月に来た、Duke院生のM男くん(
Chinese)
K津市出身の彼は、いまどき、こんな純朴な青年が、この惑星でまだ生き残っていたかというぐらいの、すれていなさです。
Chinaは国が広いだけあり、本当にキャラがさまざまですよ。

彼はお人よし&いい人を絵に描いたタイプで、普段からモンキチョウが頭の周りを飛んでいるような穏やかさ。英語もたどたどしく、私よりX歳も若いためか色々とよく気も使ってくれます。(フラットの主として怖れられている気もしなくもない)
イライラする事があれば、M男君に話すと、なんとなく落ち着くという調子で(ええ迷惑やなー)、普段からかなり、存在に癒されております。

さてそんなM男君、春休みなのにヒマヒマしている様子。
ギターでかわいらしい恋の歌(と想像される)を中国語でつまびいたりしています。
そこで私もやっぱり何も聞かないのもなんなので、

私: んーM男、あれよ、最近どうなの、いい子とか見つかった?
M男: はい?
私: クラスとかにいいなって思う子はいるのかな?
M男: ・・・なんでそんな事聞くの・・・?(怪訝)
私: (単なる好奇心とも言えず) いやそれは、おまへもDukeに来てもう3ヶ月、そろそろいい子の一人も見つかったころかと、
姉さん思ってね。
M男: (そこはかとなく遠くを見据え、目をやや輝かせながら)そうねー、うん。クラスにラブリーな女の子が一人、いるねー。
私: おおっ。いいじゃないの。 それで?
M男: それでって?
私: だから、それで?
M男: それでもなにもないよ。
私: いや・・(なにもないって・・・)そのほら、デートに誘ったりとか、したらどーなの。
M男: そういうのは好きじゃないの。(きっぱり)
私: へ?
M男: そういうあからさまに表現するのは好きじゃないの。
私: あからさまって・・(想像以上の純朴さに、笑いをこらえつつ)いや、でも表現しないことには、何も始まらんと・・・
M男: ゆっくり関係を作って行きたいの。
私: ほんなことゆうたかて、始めるもんを始めんことには、始まるもんも始まらんやないけ!
M男: クラスの後に話したりはしてるよ。
私: じゃ宿題一緒にやろうとか、そういう何か言い訳をつけてさ。
M男: でもスクールが違うし(スクール横断の授業だから)。
私: (関係ねー!)じゃほら、今度友達とご飯食べるとか出かけるから、一緒に来たら、とかそういう言い訳をつけてさぁ。
M男: ああー それは、確かに、いい考えかもねー。
私: (今まで考えたこともないんかい!さらに笑いをこらえつつ真摯な表情で)そうそう急に二人きりの場に誘うとあれだから、まずはきっかけね。とにかくクラスの外に連れ出さないとねっ
M男: 向こうも話したそうな感じだし
私: !!!!いけーM男!!!!!
M男: でもゆっくりと、関係を作って行きたいんだよね、僕は。
私: (ゆっくりって・・・もう出会ってから2ヶ月以上経っとる!) ふーんゆっくりはいいけど、んな事してる間に、他の男に取られるかもしれないわよっ、トロトロしていると!
M男: はい。そですね。貴重なアドバイスを頂きました。で、そういってるそっちはどーなの(春休みなのにヒマヒマしてるみたいだけど)?(反撃)
私: うぐっ急に眠気が

キャンパスの梅が気が付くと全開です。桜と違い、梅は一挙に開花するのですね。
もう春がすぐそこです。



3.12.2010

カルシウム考。

今期、Forest ecosystemというクラスを取っております。
土壌中の栄養素バランスがこうなると木がこう成長して、、P、N、Ca、Mg、あれが過ぎてもこれが足りねば育たずバランスが大事でなんたらかんたら、というような事を聞いていてふと、私自身の栄養バランスどうなってるんだけ、という事が気になりだしました。

こちらの食事は、カロリーは高いけれど、いかにもミネラルや酵素やが少なそうなメニューが多いです。外食すると添加物も気になるところ。それもあって最近、個人的に伝統食へ戻れキャンペーンを張って和食の自炊に励んでおりました。















本日のお汁粉:白玉からあんこまで全部手作りしましたっ。

何しろ伝統的な日本食は発酵食品が多くコレステロールも低く、繊維質もミネラルバランスもとてもよいし抗酸化食品も多いし、世界中から大注目です。日本食から見る栄養学は、西洋の栄養学が正直及びもつかないバランスのよさと知恵の深さです。

しかーし 気になるのが厚生省も力を入れてきた、日本人のカルシウム不足。
女性的には気になるところです。
牛乳宣伝戦略、という説もありますが、果たして食事だけで賄えているかというと、いないという統計があります。
こないだも大学の検診で、牛乳飲みなさいと女医さんに薦められました。

でも牛乳飲むとおなかごろごろするし・・伝統的な食材じゃないものを取りすぎるのは、どうも気が向きません。乳製品に対する消化酵素が今一対応していない気がします・・・ 小学校5・6年生の時、給食の冷たい牛乳飲んだ直後におトイレにダッシュせねばならなかった同級生I君という子がいました。彼がトイレに走るにつけ、トイレのI君とあざけっていた、悪魔時代の自分の記憶がちらつきます。牛乳だけは絶対残してはならず、の鉄則のあった小学校の給食。冬の冷え切った牛乳の雪よりも白い?白さは、彼にとっては恐怖のカラーであったに違いありません・・なんまいだ。

牛乳なんて存在しなかった時代の農家のおばあちゃんが、あぜ道でよく骨折していたとはあまり聞いたことのない話です。食材や調理方法や食べ合わせや生活習慣やら何やら、昔と今での変化が響いているのでしょう。

そこで改めてカルシウム摂取につき、調べてみました。


日本人は最低600mg取ること。
リン酸塩が吸収を阻害するので加工食品に注意。
シュウ酸の少ない小松菜やモロヘイヤがおすすめ。
ビタミンDが吸収をサポート。
マグネシウムと亜鉛の同時摂取が大事。
ううー全部気にしていたら、気が気でならーん・・
サプリメントに頼るべきなのかしら・・

カルシウムと言えば牛乳ぎゅーにゅーと言うのが基本的ですが、牛乳摂取による発ガンリスクも最近話題で、飲みすぎも心配です。

しかしながら某サイトの食品チャートによると、g中の含有量ががぜん多い食品は、乳製品以外は、大量摂取に無理がある食品も多いです。うーん。(小松菜などの他にも、ごま・大根の葉・つるむらさき、ひじき、高野豆腐、どじょう、干しえび、小魚、しいたけにえんどうにあゆに、、など)。


とは言えこのあたりの食品、伝統的には適度に組み合わせて食べられていたもので、しかも現代日本食ではあまり使われないジャンルの食材に属しているように思われます。(アメリカでは入手は相当難しい・・・)
ひとまず、おやつは無添加えびせんべいか?ふりかけは小魚系重視か?

食べ合わせ自体で最適バランスを取っていた、昔ながらのメニューについて、も少しきちんと、考えてみたいなと思います。
食材の組み合わせと食べ合わせ、それこそ”家庭科”の時間で教えるべき事ですが、習いませんでした。。今の教育では、食育の時間に教えられているのでしょうか。















食料だなにありあまる、未使用カルシウム食材。使いづらいよー・・

3.08.2010

ファッション考

Cover letterを書くのに疲れ、Blogへ逃避さしていただきます。

インターンやお仕事を探す時期、Cover letter、日本でいうと自己アピール文書、この、履歴書にプラスの説得材料を書いて書いてかきまくる、という事になります。
ネイティブでも割と苦戦する様子の、この作業。

外国語でそんな芸当ができるかい!と思いながら、毎日1枚ぐらい書いています。

日本にいた際、日本語と日本文化に苦労する外国人プロフェッショナルを見ながら、言語の壁を乗り越えながら、えらい、私も海外ではがんばろうと思ったものですが・・
日本でいう欧米系外国人はそれだけで優遇されてますもんねー。日本語しゃべらないで通す人も結構いるし。アメリカで英語ノンネイティブの我々のような立場は、日本の出稼ぎ移民のポジショニングに近いですねぇ。。と最近思ってました。

がんばるぞー、がんばるぞーと歯を食いしばっていたところ、友人のSingaporeanに
”紛争中の国じゃあるまいし、仕事なかったら絶対国に帰れないとかってこと、ないじゃん。
日本そんな悪くないじゃん。そんな悲壮感漂わせなくてもいーじゃん。”
と客観的なコメントをいただきました。

はー、国際比較してみると、そういやーそうだなー。残ると死ぬ・食いっぱぐれる、という選択肢で国を出る人もいるわけで、移民のポジショニング、などとは、苦労をわかっていない不適切発言でございました。

さて、ライトな国際比較話題の方が筆が進むため、今日はアメリカでの女性のおしゃれについて。

一般的に、アメリカ人はおしゃれでない、という評判があるかと思います。
若者は普段はTシャツとジーパン、パーカーばっかりで、パーティーの時しかドレスアップしないと。中学一年生の英語の教科書に最初に出てきたBob(American)もTシャツにジーンズでした。

バリエーションはあるものの、基本そのとおりです。

普段おしゃれ・メイクの気合の入れ具合については、日本人と比べると華厳の滝の上と下ぐらいの落差があります。
私の居住地半径2km範囲内の統計上(20代学生のみ)、髪にジェルとかワックスを付けてセットアップしているアメリカ人男(20代)は、100人に一人いるかいないか。髪を染めているとかパーマかけている男女は、200人に一人いるかいないか(白髪染めは盛ん)。ファンデーションも200人に一人いるかいないか。肌色ストッキング女性はほぼ存在せず。

日本だと学生が一番おしゃれに時間をかけているでしょうから、正反対です。
日本人はみんな黒髪黒い目黄色い肌なので、自然派パーマとか色々、細かいところで差別化せざるを得ない、というか差別化する事が可能、です。
なおアジア人、間違ってもアメリカで髪を金髪などに染めてはいけません。パンクロッカーの誇り。と捕らえられるでしょう。Prostituteと受け取られてしまう可能性も、大です。
でも結局、こっちでみんなが見ているのは、顔より中身(頭と性格とボディー)ですかねー。

さてパーティーになると恐るべき豹変を遂げる彼女たち。日本人が持ってないようなドレス持ってます。
顔が立体的だから、メイク効果が大変高いですし、胸開きドレスは、ぼっきゅっぼんの西洋人体型のみに許された特権、という事もよくわかります。
もとの目・肌・髪の色が特徴的であるほど、より特徴的な色の組み合わせが持てるので、そういう人はよけい、得をしてるような気がします。

かといって、日本人はやっぱり舞妓姿で。というわけにもいかないので、困っちゃいます。
日本のおしゃれ。と思い持ち込んだ着物は、理解されない事が容易に想定され、ハロウィーンでしか活躍しませんでした・・・・
(ロココ時代のくじらの骨か何かの入ったドレスを着てパーティーに行くイメージ。)
インドのサリー、チャイナドレスは、機能性・機動性が高くてドレス風のデザインなのでありですが。

ますます話はどこかにそれていきますが、民族的伝統・伝統衣装について、時々考える事があります。
日本では、趣味で着ると言うことがあり、の各国の民族衣装は、国を越えると趣味ではなく、”理由あっての格好”という事になります。

最近西洋化された国から来た友人が、伝統衣装は、絶対着ない。と言い張ってました。”骨董品””古い””ださい””ありえん”という、顕著な若者価値観がある様子。ちょっとデザインに取り入れてみる、何てこともないですねー。えーと、日本もそういう時代があったのでしょうか??1980年代あたりでしょうかね。
Material flowから見て、伝統的な生活様式とSustainabilityの関連性は基本、高いので(地場消費・ローカル素材活用等)、世界中の若い層が西洋化に向かって猛突進する一方、地域に残されたSustainabilityへのヒントは見落とされていく事になります。

こうすると、日本において、古いものを見直す習慣が、相当若者層に浸透している様は、世界でもずば抜けている、と思います。伝統に縛られず、遊び心を持って接する事ができているのも、いいですよね。
伝統文化の衰退が叫ばれていますが、”ほかの国に比べたらまだまし”である事を、嬉しく思いたい所です。
とはいえ、アメリカで着物を着る勇気は、ないです。。あるとすればNYの街で着崩してみるぐらいでしょう。私のいる街でやったら、道行くおっちゃんに、”おーGeisya geisyaネー”と言われる事、請け合いです。