4.15.2009

Climate changeの本質:人類の進化か?

寝る間もない春セメスターが終わろうとしています・・
今期は体調を崩す事多々で何とか乗り切りました。
クラスの1つにResource for future出身のEconomist,
Rechard Newell教授のClimate change economics
というのがありまして、一通り気候変動の全貌を押さえられました。

Climate ChangeはWarだとWorld is flatの著者が講演で
言っていましたが、全員参加型で今まで戦った事のない相手に向かう
という意味では戦争です。社会のどのレベルを取っても、現状の平行線では
全く収まらない事だらけです。
倫理的な問題や、大規模な社会変動(難民など)にどう対応するか、未来世代に
どう補償をするのか、Ecosystemに大打撃が起こった時の対応は??など
税やマーケットというツールで語れる問題の次元を超えています。

短期視点かつ限界のない世界を前提に動いてきた生活・社会・文化から、
独りひとりが発想を転換する事、を思います。

科学と中長期的な経済・社会計画・運営をベースにしないと、100億に近づく
世界はとても長く持ちません。トップダウンの計画だけでなく、
企業レベルでも事業運営をそういった軸に変えないと収まらず、
個人レベルでも、そういった社会にあった価値観を一人一人が持てるように、
動いていかないと、なのです。

発想・行動が現状の延長線上でない、という事は、
ある意味人類が進化する、という事なのですが。(偉くなるという事ではなくて、
世界の変化に併せてEvolutionするという意味。)

こういう話をすると、とりあえず今で一杯、そんなの非現実的、のコメントで終わる事多々。
一方で関連する背筋の寒くなるような数字やScience reportを目の当たりにするにつけ、
現状の延長線でない教育、情報発信はどういう風にすれば成功するのか、考えます。

では、寝ます。

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