9.26.2009

3ヶ月も経ってしまいました・・

Blogを書き怠ること3ヶ月・・ここDurhamは秋の気配に包まれ、
Panamaでの日々が夢のように感じられます。

8月後半から秋学期が始まりました。今期は公共政策中心に
授業を取っています。(計量経済、公共財政、環境法)

日本では政権交代で色々と画期的な政策が実現の方向にあるようで、
ひとまず自民党政権の政策を形成していたステークホルダーの偏りが
各分野において調整されるのは好ましいことです。

ここ米国でも、日本の政権交代はそれなりに注目されていますよー。
(特に気候変動政策など、国際社会に与える影響において)
現実的な課題は色々あるにしても、ひとまず変化自体を前向きに捉えたいものですねー。

基本的に民主主義派の私としては、
若い人の政治や政策への関心を高めるようなムーブメントには
ぜひ参加したいなと思います。(教育への織り込みやNPO活動など・・)

アメリカ人は、もちろん全員が政治活動家ではないですが、
日常の事(学校の自治会やら何やら)から始まって、
公ごとへの参加・イニシアティブは特別でも何でもないです。
(日本だと、自治会ひとつ取っても、何かと出る杭打たれるですからねー)

しかーし、日本が
公の事はお上が決めるという、平民意識から
脱出するのは、相当時間がかかるのでしょう。。 
儒教の歴史が長い地域だけあって、もう、幼稚園小学校の頃から、考えず上に従う
という風に育てられていますからねー。

興味深い事に、他の東アジアの留学生を観察すると、日本人に酷似するのが
授業や学校等への態度(わかんなくても全く質問しない、発言しない。)。
教授や大学と一緒に授業や環境を形作るようなアメリカ人学生の感覚とは正反対ですよー。
文化の奥の深さを感じます。。。

政治に携わる事がかっこ悪い、めんどくさい、さらに言うと会話のタブー という
世界的に謎すぎる日本人の感覚も、儒教だとかに根ざしているのでしょうか・・

見本になる市民社会を形作るのは、”先進国”としての世界への義務だと思うんですけどねー。。
経済だけ先進では、国として評価されないですもんねー。。

ともかく、民主主義が機能する未来に向けては、スタート地点は
本当に足元からなんだろうな・・という事で、色々オプションを探してみたいなと思います。

1 comment:

井筒耕平 said...

けど、60年安保のときは、若者の政治参加はすごかったよね。

で、こないだ実録連合赤軍という映画を見て思ったんだけど、あの事件(12名の内部殺人(内ゲバ))があってから、学生が政治に参加することがタブーになっているように思います。これは、たけもっちゃんにも聞いたら、その通り、と実感としてその感覚を持っているようです。

ただ、ここ最近は政治参加が少しずつ増えてきたように思います。これは、ネットのおかげかも。

けれどもネット選挙(ネットで自由に広報できる選挙という意, 狭義の政治)はまだまだ。もうちょっと進んでほしいものです、国も。
(民主党に変わったから、変わるかも)