3.21.2010

Go,Blue devils!

知る人ぞ知る、Duke大は男子Basketballが大変強いことで有名です。
アメリカのcollege basketballはUndergradの中で狂気じみた人気がありますが、特にDukeの学生は熱狂的なサポートで有名です。
大学のトレードカラーのブルーのペインティングを全身に塗ったくり、伝統の応援ソング、振り付け、その他で敵を圧倒いたします(敵のシュートの際にはゴール側の学生たちがぐるぐる模様の傘をシューターに向けてぐるぐる回すなどは、基本)。

試合があれば、勉強そっちのけでCamp out(スタジアム前に泊り込み)を強行する彼ら。構内にあるスタジアム前はお酒臭い・泥で汚れたテントが立ち並び、週末は上半身裸の男子どもが酒ビンをもって彷徨している始末・・・野外ロックフェス会場と見まごうばかりの光景です。(Basketballをかなり言い訳にしている。)
とはいえ、勉強の方はUndergradは全米でも10本指のランクに入っており、よくぞ遊びとのバランスを取るなあと、感心します。

さてUndergradほどではないものの、Graduate studentsもgameは優先事項の一つ。今年のDukeは例年になく調子がよく、隣町Chapell hillに座する宿敵University of North Carolina(Michal Jordan出身校!)を大破し、とうとう全米トーナメントにこぎつけました。
スポーツ観戦にさほど興味のない私もさすがに重い腰を上げて?Couchの上で応援に励んでおりますうちに、とってもDuke Bluedevils(チーム名)のファンになってしまいました。
Dukeチームの面白いと個人的に思う所は、

1.いわゆるバスケ選手ばかりでない。
がちがちマッチョ、あるいは小さいけどバネのよう、といった典型的なバスケ選手タイプばかりではないのです。実際一番のシューター(Scheyer)は見た目ひょろーとしていて、あれーこれバスケ選手?という感じですが、3ポイントシュートはまさに芸術的です。

2.基礎に正しく、チームプレーが素晴らしい。
Dukeチームは個人の能力は大変高いのですが、ブラジルサッカーチームのように天才型個人プレイヤーの集団ではないと思われます。基礎的なテクニックを確実に抑えた上で個人の役割を全員が正しく認識し、スマートなチームプレイをします。


”俺俺”と天才プレイヤーがゴールに走るプレイ、力技筋肉プレイ、あるいはテクニックに走るプレイが割と他のチームに目に 付く中(それはそれですごいのです)、Dukeの動きはど派手さはそうはないものの、無駄が少なくスムーズで”きれい”です。例えていうと茶道のような・・?チーム練習を重ねに重ねた結果を見せているのがよくわかるのが、メンバーの動きを視野に入れたパス回しがすばらしい所、ゴール下に入っていくプロセスが確実なところ、メンバーのこぼれ玉への反応が的確なところなど。チーム がチームである事の意味を教えてくれるようなプレイです。
DukeはコーチKと呼ばれる、もう30年ほどDukeでチームを鍛えてきた有名なコーチがおり、その教育効果も大きいのでしょうか。スポーツは全般的に、テクニックの高度化や極端、新規性に走る傾向があると思うのですが、やるべき下積みをきっちりやっているだろうチームが、こうして勝っていく様子は清清しいと、私は感じます。

ゴール際になると滑り込んできて、こぼれ玉を確実に拾ってくれる、昔の漫画で言うとゴリラ君のようなガタイの選手(Zoubek) がいます。派手なプレイにはあまり関知せず、しかし危ないときに出てきてペコンとゴールにダンクを入れてくれる、その実直さには、泣けます(確実にゴー ル下のポジションに位置するのは中々大変なはず)。アメリカでは、個人プレー的な場面が生活全般で多いだけに、このように美しいチーム連携を目にしますと、色々と、考えさせられるsものがあります。
そういえばサッカーも、アメリカは意外にチームプレーの良さで有名だったかと思いますが・・ アメリカのチームプレイについて、もっと知りたいなと思います。

そして今日、やりました、Californiaを負かし、ついにSouth leagueのトップ対戦の座を獲得。GoDuke, Go! これを読んでちょっと試合が見てみたくなった方は、WebにもUploadされていると思いますので、ぜひぜひチェックして見て下さいね。
大学スポーツは、日本の高校野球と同じく、真剣さがプロとは違う意味で素晴らしいです。
http://www.goduke.com/ViewArticle.dbml?&DB_OEM_ID=4200&ATCLID=204908662

No comments: